さて、今回は古代ギリシアの発端とも言える、文明の発生を解説します。
(あるいは、それだけの回があるかもしれませんが…)
しかし、ざっくり言うと、大神ゼウスにさらわれたフェニキア人の王女の子、ミノス王が中心となった、ということです。
この史実が定かなのかどうかは、クレタ文字(線文字A)が未解読なので、不明もままです。
そのあたりはまぁ、ナイーブなので触れないでおきましょう。
ひとまず、線文字Aが未解読である、という事実は知っておいてください。
エーゲ文明の中心地となったのはクレタ島にあるクノッソス宮殿。
イギリスのエヴァンズという人が発掘しました。これが19世紀。
この文明の特徴は『明るく海洋的である』ことです。
クノッソス宮殿他、この地域の遺跡にはイルカやタコなどの海洋生物が多く描かれていたためそう判断されました。
古代ギリシア人の第一波であるアカイア人は前1900年頃、このエーゲ文明を滅ぼしました。
ホメロスの叙事詩、イリアスに記された物語のなかでもトロイの木馬と呼ばれるものは有名です。
トロイの木馬、少しコンピューターに強い人だと、ウイルスを連想してしまうかもしれません。
ですが、この話は本当に面白いので是非、読んでみてください。
話が脱線しそうなのでこの辺で打ち切ります。
ともあれ、エーゲ文明を滅ぼしたアカイア人は、ギリシア本土でミケーネ、ティリンスなどの城跡要塞を築いていたことが分かっています。
これを発掘したのはドイツのシュリーマン。彼はまず、物語の舞台となったトロイ遺跡を発掘した後、本土でこれらの遺跡を発掘しました。
遺跡で発見された線文字Bはヴェントリスによって解読され、ここにミケーネ文明が存在していたことが証明されました。
第2波であるドーリア人が前1200年頃、鉄器を使い侵入を始め、重ねて海の民が侵入してきたことでこの文明も崩壊しました。
これをもって線文字Bが使われなくなり、後にフェニキア人がアルファベットを伝えるまでこの地域の記録はなく、暗黒時代と呼ばれます。
この暗黒時代に鉄などが伝わったと言われています。
ギリシア人の生活とポリスの形成は次回にしましょう。
次回もよろしくお願いします。
あしからず