JYで書いてみよう JS編 | Shudder Log

Shudder Log

* このブログの内容はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。

初めて姿を見たときから、俺に似てる、と思っていた。
一番背が高くて、ラップする末っ子。
似てないのは、生意気じゃないこと。
座っているジュンの頭をくしゃりと撫でると、振り返って笑顔を見せた。
 
「ジェソプ兄」
 
ジュンは横にずれてスペースを作り、俺はどかりと腰を下ろす。
 
「だいぶ慣れただろ」
「少しは。でも、大変」
 
俺は少し笑って、ジュンの肩に腕を回す。
 
「そりゃそうだ」
 
夢に見ていたこと。
ステージに立って、あるいはカメラの前で、歌い、踊り、声援と喝采を浴びる。
そのためにずっと努力してきたはずだ。
 
でも。
その夢をこなしていくのは、想像よりずっときついはずだ。
 
「本当、兄さんたちのこと尊敬する」
 
ふう、とため息を吐きながら、ジュンは唇を噛んだ。
その横顔がやけに幼く見えて、俺はまた髪を撫でる。
不思議そうに俺を見たジュンに、俺は笑いかける。
 
「大丈夫、兄さんたちが助けるから」
 
スヒョン兄が。
イライが、フンが、ケビンが、キソプが。
俺が。
きっと助けになるから。
 
これは、一度弟を失った俺たちへの試練でもあるんだ。
 
「ありがとうございます」
 
また笑顔に戻って、ジュンが明るく答える。
俺は一度周りを見回してから、その額にキスをした。