大寒に入った極寒の長野は このところ連日の氷点下の朝を迎えております。

窓は凍り付いて開かず、母は「鍵かけなくてもドロボー入らないね~」

なんてビミョーなジョークを言っては悦に入っております・・・やれやれやれやれ

 

さてと。

噂のタルコフスキー(誰も噂してやしないって?)の

「ストーカー」を観てからというもの   過去記事参照→ ストーカー

その哲学的なストーリーとセリフ回し

まるで一幅の絵画を観ているような芸術的なカメラワークのとりことなった我々は

夫がアマゾンで仕入れた タルコフスキーの代表作らしい「惑星ソラリス」を

この度 満を持して鑑賞いたしました!

実は遅ればせのレポートですはーいアセ

 

それはお正月を過ぎた1/12に 体調を万全に整え、(なにせ2時間40分位の長丁場なのと 独特の催眠術のような映像と効果音に うっかり寝てしまわないように?おまめ)

細心の注意を払い計画したものです白猫 げんなり

 

実は他に、高校時代の友人を招く予定でしたが、一人は断られ(難解な映画は好みではないときっぱり困った顔3

関心を示したもう一人はインフルエンザ後の病み上がり状態とのことで辞退・・・・

な~んだ せっかくポップコーン用意しようと思ってたのに!ポップコーン映画

 

 

 

午前中からスタートして 第一部が終わった後でコーヒーブレイク 眠気が覚めたところで

第二部へ挑みました

 

ネットより解説を拝借↓

 

広い宇宙にはさまざまの生命形態がある。惑星ソラリスも星自体が一つの生命体であり、この異質の生命体と初めて接触した一人類を描く、ファースト・コンタクト・テーマのSF作品。72年カンヌ映画祭審査員特別賞受賞、国際エヴァンジェリー映画センター賞受賞作品。監督は「僕の村は戦場だった」のアンドレイ・タルコフスキー、脚本はフリードリフ・ゴレンシュテインとアンドレイ・タルコフスキーの共同、原作はスタニスラフ・レム(「ソラリスの陽のもとに」早川書房刊)、撮影はワジーム・ユーソフ、音楽はエドゥアルド・アルテミエフが各々担当。出演はナターリヤ・ボンダルチュク、ドナタス・バニオニス、ユーリー・ヤルヴェト、ウラジスラフ・ドヴォルジェツキー、アナトリー・ソロニーツィンなど。

 

う~む 意思を持った生命体としての惑星ソラリスとは!

それって 神?もしくは人知の及ばない何か大きな力 と思ってしまいました。

そう考えるととてもこの作品が理解しやすくなります。

 

ストーリーを ものすごくざっくり言ってしまえば

心理学者である主人公クリスが ソラリス探索中の宇宙ステーションからの報告が

要領を得ないものになっているというので打ち切るべきか続けるべきかの判断をするために

調査に向かいそこで信じがたい経験をし やがて個人的に惑星ソラリスと意思疎通に成功し たことでソラリスの実態が垣間見えたのかな?というSF映画?です。ん?ん?ん?焦る

え?分けわからん?って~~へへへへ

 

しかし 今時のSF映画みたいに特撮があるわけじゃなし スローテンポで

動体視力の衰えた年寄りの目には優しい映画です。婆ちゃんキラキラ

監督自身も SF映画の派手な特撮や仕掛けに興味があるわけではないらしく

あくまで人間の内面に焦点を当てたいようです。はいYES

 

だからこそ この後に続くSF映画として撮った「ストーカー」では

宇宙船も宇宙人も出てこなかったわけです。NG 火星人 UFO

それでも 前代未聞の超シンプル地味系SF映画(自称)でありながら

テーマのスケールの大きさ、重さでは他の追随を許さない秀作だと思います。はなまる

 

おっと~これじゃ~ ストーカーの感想になっている!カピバラハッ

 

ハイ!仕切り直して 軍配 力士。 力士。

冒頭のクリスの実家がある田舎の風景の美しさはタルコフスキー独特の味わいです

 

途中いろいろあって・・・ あり過ぎて最後に大切なものに気付いた時に

これまでどんなに科学者たちが研究しても実験を重ねても

その実態が解明できず

誰も意思疎通のできなかった惑星ソラリスと通じ合えたのでしょうか?

 

ラストシーンで海に囲まれた惑星ソラリスに 

クリスにとってかけがえのない大切なものの象徴として?父親の住む故郷の家が

ぽっかり浮かんだ時(おっと!ネタバレ注意報発令パトランプ

やっぱり惑星ソラリスは 神の象徴?あるいは人知には及ばない何か大きな存在?

と思いました。

 ←惑星ソラリスに浮かぶ懐かしい故郷の家

 

 

ストーリーは説明らしい説明が一切ないので 置いてけぼり感がハンパなく

「何?何?この人誰?どういうこと?」と始まりからエンディングまで

ず~っと頭の中で「?」マークが乱舞してしまいますhatehatehatehate

これはタルコフスキーならではのお約束?覚悟の上ですねしろうさ (ウィンク)

 

あとでネットで調べて ようやく

故郷にいた老婦人はお母さんじゃなくて叔母さんだったのか~とか

夢に出て来るきれいな女性(自殺した元奥さんじゃない方の)は

クリスの本当のお母さんだけど 若い頃の姿なんだ~とか

なんだこいつマザコンか~とか いろいろと判明します。

 

最初のほうに未来都市?として延々と映像が続く高速道路は

実は監督が日本で撮影した首都高だったらしいとか・・・

(これはさすがに日本語の標識なんかが目に入るので薄々気付きますが)

いろいろ謎解きも楽しみの一つ

しかし いつしか最後には人生について深く考えずにはいられないという・・・・

 

自殺した奥さん記憶から蘇る奥さん

↑未来都市のイメージ(実は首都高)

 

この作品のテーマは「贖罪」と言われているようですが

 

目に見えるものや科学だけを信じ、人の心をないがしろにしていたことに

気付くクリスが「心理学者」であり

何が原因かは明らかにはされてはいないものの

宇宙ステーション内で自殺したクリスの友人は「物理学者」であると言う設定が

皮肉であり、なかなか興味深いところです。

BGMにバッハのコラール『イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ』が使われているのも

なかなか意味深です。

 

DVDの良い所は 終わってからも 疑問に思った箇所は

振り返って検証できることです。

 

夫と二人で見終えた後もお互いの疑問点を出し合い

問題の場面を DVDで確めつつ

侃々諤々 ディスカッションし

いつしか時は流れ 夕刻に・・・・

どっと疲労感を覚えたのでした。

 

よっしゃ~次は特撮なしのSF映画の傑作ストーカ「ストーカー」の観直しか?

はたまたタルコフスキーの遺作「サクリファイス」か?

 

筋トレして基礎体力作りをしてからダンベル?

「タルコフスキー祭り」に再度チャレンジしてレポート致します。

お楽しみに・・・・(え?誰も楽しみにしちゃ~いないって!殺生な!泣く