え~っと前号までのあらすじは・・・・ 先月は母の入院騒動で上京できず映画も一本も観ずじまいだった・・・・・![]()
やっと今月に入って上京することが叶いました。観たかった作品はみな終わっていたので マイケルムーアの「華氏119」以外はスケジュールに見合うかどうかとひらめきでセレクトしてみました。
まずはつい惹かれてしまうインド映画・・・・
この日ちょうど古本市が開催されていた神田にある岩波ホールで観賞しました![]()
ネットより解説を拝借↓
インドの新鋭シュバシシュ・ブティアニ監督が弱冠27歳で手がけ、ベネチア国際映画祭などで賞賛されたヒューマンドラマ。雄大なガンジス河を背景に、誰にでもいつか訪れる「死」というテーマを、ユーモアと人情味を交えて描いた。ある日、不思議な夢を見て自らの死期を悟った父ダヤは、ガンジス河の畔の聖地バラナシに行くと宣言する。家族の反対にも決意を曲げないダヤに、仕方なく仕事人間の息子ラジーヴが付き添うことに。安らかな死を求める人々が集う施設「解脱の家」にたどり着き、ダヤは残された時間を施設の仲間とともに心穏やかに過ごそうとするが、ラジーヴとは何かと衝突してしまう。しかし、雄大なガンジス河の流れが、次第に父子の関係を解きほぐしていく。
死をテーマにした映画というわりに「死」がぼんやりしていたように感じられ「?」と思ったら監督がまだ27歳の若さというから無理もありません!
そうか!これは「死」がテーマではなく、やがて死にゆく老父ダヤよりむしろ生きている息子家族にスポットを当てたかったのだと気づきました。何せ男尊女卑のインドの家族はたとえ携帯が普及した現代とは言え、まだまだ価値観は古く、問題がありそうです。婚約が決まったという娘が破談になったと電話で聞いて、「もう招待状を出してしまっているのに」と怒り狂う父親と必死でなだめる母親の一件からも窺えます。インドの女性は男性にとても気を遣っている印象を受けました。
まだ、祖父のほうが娘にスクーターの乗り方をこっそり教えたり、自分が死んだらスクーターを譲るなんて柔軟さを持ち合わせていることに驚かされます。ラジーヴは仕事に追われ携帯がしょっちゅう鳴る中、渋々父親の付き添いで聖地に滞在するうち、父親と心を通わせることができ、父親の死を機に おそらく自らの人生を振り返ったのだと思われます。普段の生活の中では なかなか自分の問題に気づけなかったり 自分を変えたくても変えられなかったりすることも「人の死」を前にすると真摯に向き合えるから不思議です。人は死をもってのみ本当の意味で自分以外の誰かに影響を与えられるのかもしれません。
聖地に来て 何年も生きながらえて住み着いているという 女性が後半であっけなく亡くなったというエピソードでは「人の生死」は人知を超えたものなんだと改めて思わされました。
次は アメリカに住む韓国人の父娘の話です。
ネットより解説を拝借↓
物語がすべてパソコンの画面上を捉えた映像で進行していくサスペンススリラー。16歳の女子高生マーゴットが突然姿を消し、行方不明事件として捜査が開始されるが、家出なのか誘拐なのかが判明しないまま37時間が経過する。娘の無事を信じたい父親のデビッドは、マーゴットのPCにログインして、Instagram、Facebook、Twitterといった娘が登録しているSNSにアクセスを試みる。だがそこには、いつも明るくて活発だったはずの娘とは別人の、デビッドの知らないマーゴットの姿が映し出されていた。「スター・トレック」シリーズのスールー役で知られるジョン・チョウが、娘を捜す父親デビッド役を演じた。製作に「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ。Googleグラスだけで撮影したYouTube動画で注目を集めた27歳のインド系アメリカ人、アニーシュ・チャガンティが監督を務めた。
いや~私も古い人間になってしまいました!今時の作品ですね。
ネットは便利でメリットもたくさんあるけれど同じ位危険もあるわけで・・・要は使い方次第です。人の心には誰しも善意ばかりでなく「闇」が宿っていることを忘れてはなりません・・・・そのことを思い出させてくれる作品でした。特に心が寂しい状態にある時は要注意!
気を付けよう!甘い言葉と暗い道!昔懐かしい標語です![]()
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娘がいなくなった心痛のあまり猛烈に苛立つ父親役の俳優さんが 上田晋也に似ているという邪念に邪魔され 集中できなくなってしまったのが残念です![]()
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お次は外せない社会派作品!
ネットより解説を拝借↓
アメリカの銃社会に風穴を開けた「ボウリング・フォー・コロンバイン」や医療問題を取り上げた「シッコ」など、巨大な権力に対してもアポなし突撃取材を敢行するスタイルで知られるドキュメンタリー監督のマイケル・ムーアが、アメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプを題材に手がけたドキュメンタリー。タイトルの「華氏119(原題:Fahrenheit 11/9)」は、トランプの大統領当選が確定し、勝利宣言をした2016年11月9日に由来。ムーア監督の代表作であり、当時のジョージ・W・ブッシュ政権を痛烈に批判した「華氏911(Fahrenheit 9/11)」に呼応するものになっている。16年の大統領選の最中からトランプ当選の警告を発していたムーア監督は、トランプ大統領を取材するうちに、どんなスキャンダルが起こってもトランプが大統領の座から降りなくてもすむように仕組まれているということを確信し、トランプ大統領を「悪の天才」と称する。今作では、トランプ・ファミリー崩壊につながるというネタも暴露しながら、トランプを当選させたアメリカ社会にメスを入れる。
どうしてトランプ氏が当選したのか不思議でならなかったのが この映画をみると用意周到にけれどもタイミングよく仕組まれていたことがよくわかります。ヒットラーの誕生の時の映像と重ね合わせ それに似た状況という指摘にぞっとさせられます。目先の「経済的豊かさ」に判断を狂わせてはいけません。平和あってこその豊かさ、そう![]()
命あっての物種 ですね![]()
この映画 この度のアメリカ大統領選挙(中間選挙)に先駆けて公開されたようですね。
マイケル・ムーア監督ちょっと太り過ぎなのが気になります。いつまでも健康で良い仕事をして頂きたいものです。
さて、最後は邦画です。予備知識なしにセレクトした作品です。
ネットより解説を拝借↓
シリーズ累計640万部を突破した三上延原作のベストセラーミステリー小説を、黒木華と野村周平の主演で実写映画化。五浦大輔は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。店主である若い女性・篠川栞子は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通てきた秘密を解き明かしてしまう。そんな栞子の推理力に圧倒された大輔は、足を怪我した彼女のために店を手伝うことに。やがて大輔は
、栞子が所有する太宰治「晩年」の希少本をめぐり、大庭葉蔵と名乗る謎の人物が彼女を付け狙っていることを知る。監督は「幼な子われらに生まれ」「しあわせのパン」の三島有紀子。
今回の映画レポートブログ冒頭で取り上げた「ガンジスに還る」を岩波ホールに観に行った時に、神田でちょうど古本市が開かれていたことをお伝えしましたが、その情景にリンクするするような作品と 一瞬ときめきました!
しかし期待したほどの深い内容ではなかったのが残念!(あくまで個人的感想です
)
太宰治かぶれは「青春期の若者がはしかにかかるようなもの」と言われていますが、私も若い頃は何冊か読みました。もっとも ドロドロした心中話なんかより「御伽草子」(昔話のパロディー)のアイロニカルな作風に惹かれましたが・・・。
話を映画の感想に戻します!
設定が鎌倉の古書店というのが わくわくしました。黒木華が人見知りの読書オタクの店主というのもピタッとはまっていました。鎌倉って雰囲気が文化的で素敵です。あ、そうそう、肝心のストーリーの方ですが 東出昌大が演ずる太宰かぶれの作家志望の青年が 明るくてちょっととぼけた食堂の女将さん?と出会い恋に落ちる・・・経緯が強引過ぎる(必然性が感じられない)のとストーリーを盛り上げる展開にするため?のサスペンス要素も少し雑で説得力が欠けているように感じられました。太宰治や夏目漱石は名前だけで作品のテーマや核心に触れることは無く全体にイメージ先行の軽いタッチの仕上がり・・・と思ったらこれはコミックが原作だったんですね!
納得!![]()
東出昌大は朝ドラ「ごちそうさん」で初めて見た時は 一生懸命の駆け出し俳優という印象でしたが、今回はなかなかのベテラン俳優感を醸し出していたのには驚きました!
こうして人は歳を取っていくものです!
うむ これでいいのだ!
締めが軽くなってしまいました!![]()
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