この度の大雨で被災された地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
たまたま 今回私の住む北信は難を逃れることができましたが
明日は我が身 これから起こりうる自然災害が
これまでの経験値が役に立たないステージに入ってきたことを
改めて思い知らされました
上京の日程を7/6と計画していました
前夜はけっこうな量の雨が降りしきり どうなることかと
案じておりましたが 当日出かける頃には何故か![]()
傘もささずに駅までたどり着くことができました![]()
圧倒的な強い力(この度は自然の力)に茫然とし
無力感に陥りがちな こんな時だからこそ観たい映画を2本
ご紹介します(とは言っても 例によって偶然に任せ選んだものです)
最初の作品は下高井戸にある小さな映画館で
都合の良い時間帯に上映されていたのと個人的に好きなインド映画だという理由から
選んだものです![]()
ネットより解説を拝借↓
実話をもとに2人の娘をレスリングの世界で成功させるべく奮闘する父親を描き、本国インドのほか世界各国で大ヒットを記録した人間ドラマ。レスリングを愛する男。生活のため選手の道を諦めた彼は、いつか自分の息子を金メダリストにすることを夢見ながら道場で若手の指導に励む日々を送っていた。しかし生まれたのは4人連続で女の子。意気消沈した男は道場からも遠ざかってしまうが、ある日ケンカで男の子を打ち負かした長女と次女の格闘センスに希望を見出し、コーチとして2人を鍛えはじめる。町中の笑いものになっても意に介さず突き進もうとする父と、そんな父にささやかな抵抗を続ける娘たちだったが……。主演は「きっと、うまくいく」のアーミル・カーン。
インド映画は無駄に長いけれど 時系列に沿って素直に
話が進んでいくので のんびりと安心して観ていられます
そして お約束のノリノリの挿入歌が入りメリハリをつけてくれるので
眠くはなりません ハッキリ言って好きです!
さすがに「踊るマハラジャ」みたいに突然ミュージカルか!とはなりませんが
力強くクセのあるインド演歌みたいメロディーが 頭から離れなくなります
インドは男尊女卑の強い国と聞きます
この映画はインドの女性からすれば どれだけ勇気づけられ
スカッとしたことでしょう
二人の姉妹が男の子たちに喧嘩で勝ったエピソードや
男だけのレスリング大会に参加した長女がみごと優勝するくだりはインド女性でなくとも爽快でした
父親が「巨人の星」の星一徹を彷彿とさせる暑苦しさで いい味出していました
あまりの練習の厳しさに 姉妹は父親に反発を感じ
恨んだり反抗もしますが 同じ年ごろの少女が
「女の子だからと家事を仕込まれ 14歳で会ったこともない人と
結婚させられる自分よりあなたたちのほうがよほど愛されていると思う」というような
ことを言われるシーンにハッとさせられました
ああインドってそういう国だったんだ・・・と
この一徹父さんは 周囲からどれだけ笑われようが
娘の可能性を信じ とことん追求し伸ばしてやろうとしたのは
すごいことです
全国大会で優勝した後、長女は国際試合に通用する選手として
立派な設備の養成所のようなところに行くことになり
そこの監督の新しいやり方に従うことになり始めはウキウキしていた
長女も新監督のやり方では自分の強みが生かされず勝てないことに
気付き 一徹父さんに救いを求めるシーンには泣けました
ひたすら電話では言葉もなく 涙涙・・・それがまた二人の心情を表していました
秘密裏に一徹父さんのコーチを受けるも
コーチに邪魔され 最後の大事な試合の時に
唯一指示が出せる観客席にも父さんは座れないように画策され
長女は絶体絶命のピンチに
でも あの辛かった過酷な訓練の中の一徹父さんの
ある言葉を思い出し 奇跡の逆転劇へと繋げていくシーンの感動的な瞬間よ!
そうか・・・あれは無謀なただのしごきではなく
意味のある訓練だったのねと納得できました
私は体育会系のいわゆるスポ根ものはあまり好まないのですが
この映画は別格です 単にスポーツとして相手と戦うというより
貧困やら差別やらいろいろなものと戦っているのだと思え心から応援したくなりました
意味ある戦いです!
コーチのパワハラというのは なるほどこういう事ねと
日本で問題になったのもよく理解できました
偶然出会った映画でしたが 予想以上に良い映画でした
映画館を出るときには
思わずインド演歌を口ずさんでいる自分に気付き苦笑させられること間違いなし!![]()
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さてお次は・・・・
これは予告編を見たときから気になっていた作品です
ネットより解説を拝借↓
全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」を、「ウォールフラワー」のスティーブン・チョボウスキー監督・脚本で映画化したヒューマンドラマ。ごく普通の10歳の少年オギーは、生まれつきの障がいにより、人とは違う顔をもっていた。幼い頃からずっと母イザベルと自宅学習をしてきた彼は、小学5年生になって初めて学校へ通うことに。はじめのうちは同級生たちからじろじろ眺められたり避けられたりするオギーだったが、オギーの行動によって同級生たちは少しずつ変わっていく。「ルーム」で世界中から注目を集めた子役ジェイコブ・トレンブレイがオギー役を務め、「エリン・ブロコビッチ」のジュリア・ロバーツが母イザベル役、「ミッドナイト・イン・パリ」のオーウェン・ウィルソンが父ネート役をそれぞれ演じる。
以前観た映画で「ルーム」という作品があり
子役の演技が素晴らしかったのですが
その子役が特殊メイクをしてオギーを演じていたというのが後で分かり
驚きでした!やはり天才です!
ストーリーはオギーだけに焦点を当てるのでなく
弟にばかり気を取られ寂しい思いをしている姉、オギーを取り巻くクラスメート、
姉と仲違いしてしまった姉の親友
などの心境やエピソードにも触れることで
ストーリーにリアリティーと厚みをもたらしているように感じられました
たぶんタイトルや会話にも出て来るように オギーが太陽で
その周りを周る惑星としての象徴ということなのでしょうか
オギーが太陽というより ジュリアロバーツ扮する母親が太陽だと私は感じましたが
母親は重要です 母親次第でその子の人生は大きく変わるのだろうと思います
気の弱そうな父親が意外や意外 押さえるべきポイントはちゃんとわかっていて
最後の方でオギーの自立のために一役買ったりもします
この映画、根っからの悪人は登場しません
ただ目の前の人を良く見ない(見ようとしないで決めつける)人が登場するだけです
オギーも最初はうつ向いて自分の足元しか見ていません
そこから 母親をはじめとする家族や 校長先生など味方してくれる大人に
励まされ目の前の物や人をちゃんと見るようになり 変わっていきます
自分の得意なことをしっかりアピールすることも忘れません
そうして少しずつ自分の力で人を引き寄せ
誤解されたり誤解したり、傷ついたりしながら
友情をはぐくんでいく姿にほろっとさせられます
母親の立場で見ると なおさらです![]()
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初めて友達を家に連れて来た時は さぞかし嬉しかっただろうな~
信じていた友達と仲違いしてしまった姿を見てさぞかし心を痛めたんだろうな~
仲違いした友達と再び仲直りし それまで以上の強い友情で結ばれたと知った時には
感動しただろうな~その友と協力して自分の得意とする科学のコンクールで優勝した時はさぞかし誇らしかっただろうな~
とか・・・・特に最後の名誉ある学校の難とか賞を受賞した時は観ている私が我が子の事のように
胸が一杯になりました![]()
この映画を観てふと思い出したことがあります
それは娘が中学生の頃 娘のクラスメートの男子生徒が
それこそ事故か(火事?)何かで火傷でも負ったのか
髪は赤くチリチリで眉は無く 異様な見た目をしていました
しかもあだ名がこともあろうに「原爆」というのです
「おい!原爆、サッカーしよう」みたいな会話に
当たり前みたいにその男子生徒は「おう!」とか言って
答えているのにびっくり仰天しました
え?何これ!立派ないじめじゃない?
しかし本人は「原爆」なんていうギョッとするあだ名を
まるっきり気にかけている様子もなく
あまりに自然に元気いっぱいなのです
しかも
その身体能力はハンパなく クラスのヒーロー的存在です
確かに最初に見た瞬間に驚いたものの
しだいにむしろ「カッコいい!男前!」と思えるようになっていました
人は慣れるものです
そして見た目のその奥にあるキラリと光るものを発見したとたん
評価はガラリと変わるものです
その子の持つ生命力ということになるのかもしれませんが
たとえ生命力を持って生まれたとしても
母親の接し方、育て方でその生命力を伸ばせるのか潰すのかが決まってくるのだと思います
ハンディ(または人とは違った見かけ)を持った我が子を授かった特に母親は(父親も大事ですが)
神様にテストされていると思って 精一杯の愛情を持って
我が子の良い所得意とするところを発見し伸ばしてあげるべきだと思います
そもそも 健常者と言われている人達でも何かしら弱点や不得意はあるものです
マイナス面に目を向けさせるよりはプラス面で勝負するよう励ましたほうが幸せになれるのではないでしょうか
村上春樹の小説の登場人物のセリフにも
「もっと美人だったら」とか 「もう少しここがこうだったらいいのに」と思うけど
自分に与えられた手札でやっていくしかない・・・・というようなのが出てきます
不思議なことにその人を深く知ると 欠点もいい味に見えてきたりもします
ブルーハーツも歌っています
♪生まれたところや~皮膚や目の色で~
一体この僕の何が分かると言うのだろう?(言うのだろ~~~~)
差別は表面しか見ていないから起こることです
ちゃんと見て相手を知る事 そしてちゃんと自分を伝えること
シンプルだけどそういうことが大切なことなんだと
この映画を観て改めて思いました
今回二つの映画に共通して言えるのは
子供に対する親の接し方は
1、惜しみない愛情を持つこと
2、時に困難な場面にも一人で立ち向かわせること
3、失敗しても一人で起き上がるのを信じて待つこと
4、よく見ることよく聞くこと
5、ともに喜びを分かち合うこと
が大切だと教えてくれたことでした
いや~映画っていいですね・・・・さよならさよなら
(これが分かる人は同世代!)








