先日 上京した折に

ちょっと久しぶりに映画でもということで

ショッピングモールに入っているシネコンで

ちょうど都合に合う時間帯の映画を探し

ジェラシックワールドを観たかったのだけれど

吹き替えしかなく あきらめかけていたところに

このアニメを見つけたというわけです
バケモノの子
例によって何の情報も先入観も持たずに

ただ無心にまっさらな気持ちで鑑賞致しました・・・・

何故か選ぶ作品は地味なものになってしまうからか

いつもは観客の平均年齢が高いのに(人の事は言えませんがはーいアセ

今回は見渡す限り若者が多いことに面食らいました?おまめ

監督が若者に人気があるのでしょうか?

となると 内容は若者向けの派手なアクションとゲーム感覚の映像なのかも・・・

と全く期待せずに観はじめたところ・・・

ファンタジー仕立てになっていながら

メッセージはとても深いものでした・・・

親子のありかた、他人との心のふれあい、自立について

本当の強さについてそしてここでも心の闇について取り上げられました

心の闇・・・・スターウォーズにもダークサイドなんて出てきますが

己の心の闇に飲み込まれてしまうことが

様々な不幸の始まりだということがとてもよくわかります

個人的には久々のヒット作でした


(あらすじ)
9歳の少年蓮(れん)は両親の離婚、母親との死別を体験し

心ない親戚に引き取られそうになるのを拒み

渋谷の雑踏を警官に追われ必死に逃げ惑ううちに

バケモノの世界から弟子捜しに来た二人組に

出会い 驚きつつも後を追ううちに

バケモノの世界に紛れ込み

なりゆきで

力ばかり強くても粗野で単純で素直になれない子供のような熊徹の

弟子となることになった蓮は本名を明かさず

9歳だから九太と名付けられる

当然 似たもの同士の二人はことごとくぶつかり合い

とても通じ合うことはないかのように見えて・・・

ある時九太は 熊徹が誰からも理解されず好意も持たれない

自分と同じ孤独であることに気づいてしまう・・・

宗師の後継者を決める闘いで誰からも応援されない熊徹に

思わず声援を送ってしまう九太・・・・



熊徹の声を役所広司が担っていたことを

後で知りましたが アニメの出来不出来は

声優さんの力によるところが大きいと改めて思わされました

声優さんの顔が透けて見えないのが一番で

熊徹は生き生きとリアル熊徹だったのがすごい!

他の役の声で リリー・フランキーと大泉洋にはすぐに

気付いてしまい アニメの顔に重なってしまい困りました白猫 げんなり


役所広司



そして少しずつ二人の距離が縮まり

表現こそ相変わらずの怒鳴りあい

罵りあいながらも 次第にお互いがまるで親子のように

かけがえのない存在となっていく・・・



時々売り言葉に買い言葉で けんかとなり

人間の世界に戻ってしまう九太は

同じく孤独を秘めた少女と知り合い

熊徹からは得られない広い知識を得ることになり

また偶然、ずっと会えなかった父親との再会を果たす・・・



この時に父親の申し出を受け入れて

すんなりと同居に踏み切れなかったのは

お互いに影響し合い ともに成長してきた

熊徹との深い絆をどこかで感じていたからではないでしょうか?


再びバケモノの世界へ引き返す蓮・・・

蓮が戻り本当はうれしいはずの熊徹が素直に表現できず

蓮を怒らせ 再び人間の世界へ戻らせてしまう結果に・・・・



こういうのって いかにもありがちだなぁと

現実に置き換えて考えさせられました・・・白猫 げんなり

意に反して言い争いは加速し どんどん離れてしまう関係・・・・


売り言葉に買い言葉

火に油

ぼけに突っ込み・・・?

全ての戦争にも同じことが言えるのかも・・・


しかし・・・よもやこれまで修復不可能かに見えて

思いがけない事件が勃発

危機に瀕した蓮を助けるために

熊徹の取った捨て身の行動が

二人の関係強固な信頼をもって結びつけるラスト

父親を受け入れ ともに生活を始め

新たに学ぼうとする蓮・・・

自分の成長にかかわってくれた

回りの全ての人たちに感謝できるまでに

成長した蓮がまぶしく心を揺さぶられました


難しいテーマをファンタジーという形で

子供から老人(?)にまで伝わるように

時に物語という設定で時にリアルに

巧みに表現されている良質のアニメだと思いました


刺激やうわべの享楽だけを求める向きには

物足りないアニメという評価が下されるのかもしれませんが・・・

今後の作品が楽しみな監督です。

惜しむらくは テーマソングの人選がちょっと・・・・白猫 げんなり残念

ミスチルファンには申し訳ないのですが

安っぽく感じてしまいました・・・

あくまで個人的感想です