例によって お気に入り作家の新規開拓のため
図書館でタイトルに惹かれたものを 

借りてみました
デイヴィッド・ミッチェルというイギリスの作家の作品です 
先のブログでも紹介したカズオ・イシグロが受賞した
イギリスの文学賞の最高峰とも言えるブッカー賞候補に
上がった作品とのこと・・・
カズオ・イシグロは日本人として生まれたけれど
イギリス人として帰化し 英語で書き日本語に翻訳されていました
デイヴィッドの場合は翻訳小説ですが、舞台が日本で
主人公や登場人物が全て日本人なので
イギリス人が英語で書いたものの翻訳ということを
つい忘れてしまうほど リアルに日本を描けていると感じました
ただし主人公は・・・日本人の若者にしては
クールで骨太というか・・・村上春樹の描く主人公に似ているかもしれません
日本人の若者のような甘えがないというか
やはりそこは何?ぬぐいきれない 欧米化!疑惑 

ナンバー9ドリームで連想するのは
ジョン・レノンの同名の曲です(結構好きです♡) 
それと関係あるわけないか・・・と思ったら意外にも
作者がジョン・レノンびいきだったようで
作品中でもジョン・レノンに触れている個所がいくつかありました
ジョン・レノンは私も大好きなので
音楽的センスは合格点です
それに何たる偶然!作者は村上春樹に影響を受けているということで
作品中にも村上春樹の名前が登場します 
作者が1969年の生まれだけあって
今どきのゲームやネット世界の話がバンバン出てくるので
残念ながらついていけないところがありますが 
若い世代にはこのスピード感がたまらないんだろうなあと 

想像しながら読んでいました
うむ・・・そこは村上春樹とは大きく違うところです
両親との確執・自分のアイデンティテイ探しとテーマは
案外古典的なのですが・・・・
500ページを超える長編ですが リズム感のある文体と
スピード感あふれるストーリー運びに楽に読めました 
さて、「失われた時をもとめて」いいかげんに
読まなくっちゃ・・・・



