先週の半ば位、朝の通勤ラッシュ時に遭遇したできごとです。
ドアが開いて閉じるまでのわずか1分位のできごとでした。
いつもは最前列の女性専用車両に乗るのですが
その日は時間的に遅めだったので、
階段を上がってすぐのところで電車を待ちました。
ほどなく電車が滑り込み、ドアが開きました。
すると目の前の30~40代位のスーツを着たビジネスマン風の男性
が立ち止りました。おやと思っていたらその前にいた
若い女性が足だけ残しつんのめっています。
ビジネスマンは無言で奥へと突き進み、
若い女性は焦って盛んに足元を気にしています。
ふと足元を見たら、靴が脱げています。
さらに彼女の視線の先に目を移すと入り口のドアのレールのところに
すっぽりとハイヒールのかかとがはまり込んでいるではないですか
こ、これは一大事!どぎゃんかせんと!
私は反射的にハイヒールに手を伸ばしかかとを引き抜こうとしました。
しかし、簡単に抜けるかと思ったのが意外にもしっかりと
根が生えたかのようになかなか抜けません。
ちょっとばかり私は向きになって力いっぱい引っ張りました
するとレールは私の熱意に負けたのか
ハイヒールはかかとが折れたりもせずスポンと抜けてくれました
ほどなくドアが締まり、何事もなかったように電車はホームを滑り出しました。
間一髪でした・・・そのまま取れなかったらどうなってたのかなと
思うと少し無謀だったかな・・・とも思いましたが
若い女性に「有難うございます」と丁寧に言われ
やっぱり、良かったと思いました。
しかしながら、毎日乗り降りしている電車なのに、
ドアのレールがどうなっているか気にしたことはありませんでした。
これを機会に、観察してみようと思いましたが、
締まった状態では観ることはもちろんできません。
自分が降りるときにチャンス
とばかりに足元のレールを
素早くガン見
・・・原因がわかりました
レールの上の中央寄りに一か所丸い穴があいているのです。
そこへさっきの若い女性のハイヒールがはまり込んでしまったというわけです。
よく排水溝にヒールが挟まってヒールが折れたという話は聞きますが、
電車でというのは聞いたことがありません。
ちょうどその上にヒールが乗ってしまった千載一遇的事故?
シンデレラのガラスの靴のように
あまりにもぴたっと合ってしまったために
今回のような悲劇が起ったものと思われます
あきれるやら感心するやら・・・・
いやはや、生きていると何が起こるか予測がつきません
それにしても、ラッシュであんなにたくさんの人が周りにいるというのに
目の前に困っている人がいて、誰も反応せず
無言でいるということが、さびしいと思いました。
私は特別出しゃばりな性格というのではありませんが、
困っている人を見ると、何とか助けてあげられないかと
つい思ってしまいます。
幼稚園のころ、眼帯のひもがほどけて困っている男の子が
いて、周りの子たちは、わいわいはやし立てながら
逃げて行きましたが、私は可哀そうに思って
その子に近づきひもを結び直してあげました。
翌日私も眼帯をすることに・・・・
後日談
ヒールがすっぽりはまり込んだ穴はドアのレール部分ではなく
手前に(車内寄り)あることが分かりました。
内側から見るとやや左寄りの位置でした。
何のためにあるのかと新たな疑問が湧いてきました・・・
