高校の古典の教科書にも載っていた源氏物語。
桐壺の巻・・・宮中の陰湿ないじめの内容に
なんだか、高嶺の文学がワイドショー並みの
世俗的なものに思えたりもしました。
原文のままではとても無理です。
翻訳ものでいいから一度は読破したい文学の一つですが
いまだトライしていません。
先日、映画を観に行った時に始まる前の宣伝で
「源氏物語千年の謎」という映画の予告が流れていました。
あーそう言えばと思い出したわけです。
早速映画を見終えた帰りに、本屋さんに立ち寄り
源氏物語を探しました。
与謝野晶子、円地文子、瀬戸内寂聴、田辺聖子・・・と
訳者の違うものがずらりと並んでいます。
1~4巻または1~5巻もある長編です。
どの訳で読むのがよいのか見当がつきません。![]()
悩んでいるところに1冊の本が救いの手を差し伸べてくれたのです!
それは、角川文庫の「ビギナーズ クラッシック」というシリーズの中の
源氏物語です。各章のあらすじと意訳の後に原文があります。
大体の意味を把握した後で、原文の言葉の響きを味わうことができるのです。
1冊にまとめてあるので、まずは大筋をとにかく最後まで
知るという目的にはぴったりです。
内容としては、女好きの光源氏のあきれるばかりの恋愛沙汰?![]()
が延々と続くのですが、それぞれの女性の個性や見た目の美しさ
だけではない内面の美しさなどの描写がみごとです。
季節の折々の情景の描写も目に浮かぶように豊かな表現で描かれています。
雅(みやび)、風流、王朝ロマン・・・・
ある意味、現代よりよほど開放的な恋愛事情だったようにも見えます。
それでも露骨にならないのは、優雅な言葉遣いや
ゆったりと流れる空気のおかげでしょうか。
日本語って美しいと思いました。![]()
さて、次は誰の訳で全巻読破しようかしら?

