アイコンママブロネタ「コラム」からの投稿


年末年始に大手パン工場と昨日今日は製菓工場で単発のアルバイトをしてきました。


食品の工場ワークは31歳にして初めて。


シルシルミシルやリアルスコープの世界。テレビで見てると工場ってすごく清潔で衛生面に気を遣ってるように見えませんか?


実際かなり気配りはしている印象。ただ、徹底しているかって言うと、そうでもないっていうのが正直な感想です。


受講必須の衛生教育


どちらの工場でも初日に小一時間の衛生教育を受けました。

工場に入る前にベルトの着用と爪のチェック。

制服の着用方法からクリーナー(コロコロ)のかけ方。これは左手で持つとか、ここで右手に持ちかえるとか、そんなことまで決まっていてビックリしました。なんと13手順もあるのです。

そして手の洗い方。これも10手順ほど。

髪の毛1本でも帽子からはみ出すことは許されません。

それから製品以外のものに触れたら必ずアルコール消毒すること。など、特に髪の毛には厳しいようで、1本でもはみ出していたら即退出のルール。ネットと帽子をかぶり直してコロコロ、手洗い、エアー全部やり直して自分の持ち場に戻るのには5分以上かかります。

工場内のいたるところに「消毒」とか「清潔に」などの貼り紙がド近眼の私でも数メートル先から見える大きさで貼られています。

衛生教育は本当に徹底しているんだなと実感。


実際のところ


さて、初回教育は徹底されているんだけれども、実際これを数百人のスタッフが確実に守っているのでしょうか。


1つの製品が終了し、掃除をした際の手袋のままでアルコール消毒だけしてそのまま次の製品の作業へ。手袋変えないんだ?アルコールってそんなに万能なの?本当に消毒・除菌されているんだろうか。

作業台もまな板も包丁も手袋も製品のケースも全部同じふきんで拭く。

手袋はするけど作業しにくいと外したり、手袋したまま腕まくり。私はその社員さんの腕毛がわりとフサフサで、髪の毛はだめで腕毛はいいのかい?って疑問に思いました。

朝の出勤時と、お昼休み明けには工場入口にベルトの着用と爪、コロコロのチェック係がいるけれど、それ以外の時間には誰もいない。

チェック係がいない時はみんな結構いいかげんなものです。作業中にお手洗いに出ても、誰もチェックしていない。手だって洗わなくても解らない。手袋を交換したかどうかも解らない。

指輪やネックレスなどの装飾品、携帯電話など私物の持ち込みは一切禁止されているけれれど、それをチェックされたことは一度も無いし、それを確かめる機械もありません。
工場内の食堂や休憩室では工場持ち込み禁止のはずのスマホを手にする人をちょくちょく見かけますし、食後の薬を飲んでる人も。


そんな私は、家に帰ってから今日一日ネックレスを外し忘れたまま作業したことに気付きました。


そんな実状を見て思う


最近毒物混入事件が話題になっていますね。

日本の工場って安心・安全!って信用してたけれど、スキだらけ。

1つの製品を作るのに、たくさんの人が関わり、たくさんの工程があって、工程ごとに扱う人が変わる。1つの工程を終えると、次の工程の人が取りにくるまで一旦冷蔵庫に台車ごと入れられる。冷蔵庫内は無人。いろんな工程の人が出入りします。いつ毒物が混入されるかわからない。

作業台にいくつも置かれているアルコール。商品に噴射、手を消毒、作業台を消毒、、、、この中身が本当にアルコールだっていう証拠は無い。アルコールの容器に入っているから誰も何も疑わずに1日に何度も噴射噴射。


企業は衛生管理を徹底して指導することはしているけれど、徹底して実施することには甘い。

そして悪意のある異物混入を疑うチェックは私が行った2つの工場では何もありませんでした。

物騒な世の中です。1日だけ~長期まで多数のスタッフをほぼ即日で採用し、工場内に入れるのに悪意のある者がいるかもしれないと疑わないのでしょうか。初めて会った人をそんなに簡単に信用して製品に関わらせるのは怖くは無いですか?


衛生管理も危機管理も重要視して対策してますアピールよりも対策の実施そのものを徹底して欲しいなと思ったのでした。

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