ぐりのあなぐら -29ページ目

ぐりのあなぐら

環境に優しいをポリシー(口実)に再利用した部品は2年以内に必ず煙を上げる(戒め)
部品を1円レベルでケチった挙句、結果的に買いなおして物流に多大な負担を掛ける糞野郎
最近はギター離れが深刻化、オーディオ病が再発
なんだかんだ音響から離れられない中の人です

 

いよいよ寒くなってまいりましたね

寒くなるとお芋が美味しい季節ですが、少し前から鹿児島の安納芋が育種登録?の期限が切れ

各地で安納系の芋が作られるようになりました。

 

 

そんなわけで自分も道の駅で徳用詰めされた安納芋を200円ほどで毎週買っては熟成させて楽しんでいます。

自分も年を取ったのか待つ楽しみというものが段々分かってきました!!!

まあ、ギターでの買い物となると話は別でササッと届いてほしいもんですがね!

 

さて、8月辺りからブログ更新するする詐欺を繰り返していた中の人ですが

今回から過去整備についてきっちり更新いたしますよ。(一回こっきりにならなきゃいいんですが。)

 

というわけで、76年製のJMP2203です。

たしかこれはジナパパさんの所有機でしたね!

 

2203系、つまりマスターVolモデルって3種類あるのご存知でしたか?

いちばん有名なのが後年のJCM800 2203ですが、そのまえにJMPの2203が存在しました。

ちょうどローズモーリスとの契約が終わり、新しいデザインに切り替えた頃のスクエアスイッチタイプのクラシックヘッドですね!

ですが、そのJMPの前からピンスイッチタイプのクラシックヘッドが存在したんです

 

ちょうどマスターVolモデルが75年あたりから生産され始め、

76年から順次スクエアスイッチタイプになったので結構これがレアなんですね!

70年台後半独特のエレファントトーレックスは好き好きが出ますが、この独特の光沢とシワ感もまたいいもんです!

極めつけはインプットが縦2列!JCM800でも後期になるとインプットは横並びになるんです

それまでは4つ穴のシャーシを流用していたので偏った縦並びだったんですねー

 

たしかこのアンプはオーナーさんが購入時後すぐ、急ぎでメンテしたものだったような。。。

それなのであんまり写真が残ってないんですよね。。。

 

 

そして写真の質も悪い。ブレッブレ・・・・

しょっぱなから赤熱です!

 

よく見るとC電源のデカップリングコンに白い粉みたいのついてますね

 

案の定バイアスが全く効いてません!!!これでは赤熱しますね!

そんなわけで消耗部品の交換を進めていきます。

 

と言っても作業後の写真しかありませんでした。。。

一部安価なカーボンフィルム抵抗や耐圧不足なパーツが以前のメンテで乗せられたようで、この際にTAKMANのものに交換しました。

 

 

問題だったC電源をリフレッシュ

抵抗器も金属皮膜のものを使用し、長期的な安定化を図っています

 

70年代なかばのJMPってフェイズインバーターが特徴的でカップリングがJTMのように0.1uFになったりします

音的にはそこまで影響は起こさないのですが、ちょっと不思議ですよね!

BASSモデルをベースに開発したのでしょうか?(シャレではない)

 

ちなみに上の画像で見られますが出力段のグリッド抵抗がホット・コールドともに82kになっています

これはUSA向けの6550を意識した作りなんでしょうね。

6550自体感度が低い上に、グリッド抵抗が高すぎると不安定になる球なので、

前段のフェイズインバーターに負荷がかかりやすく、ゲインが落ちる傾向があります。

そもそも先述したとおり感度が低いのでEL34に比較すればクリッピングも弱いと思います。

 

 

電源部のフィルターですね!勿論全部新調しました!

 

 

そういえばポット類も誤差が出ていたので部分的に交換です。

またまた薀蓄ですが、70年代半ばはプレセンスの仕様も変わり始め、

従来の超高域のみのサチュレーション感を出すタイプと、あまりプレセンスの変化が感じられないもの

ハイレンジ全体のゲインをブーストするような感覚のプレセンスの3つが存在します。

80年代は従来のタイプに戻りますが、

何故か80年代後半と90年台はハイレンジブーストタイプのものが復活し、後に従来のタイプに戻ります。

 

そんな話をオーナーさんとしていたところ、やっぱりプレセンスはプレセンスらしくあって欲しいとのことで、

従来のタイプに変更いたしました!

 

 

そんなこんなで作業はササッと終わりました。

まだマスタードが使われている時代のものなので、2203といっても細いわけではなく

しっかりとコシと芯のある、存在感がある元気なサウンドです!!!

 

 

そういえばヒューズもあまりよろしくない状態でした。

こちらも洗浄して新しいものに変えました!!

 

 

机、汚いですね。

真空管は現行Mullardに入れ替えですね!

この時始めて現行Mullardを使ったんですが、ビンテージとは似つきませんが中々いいんですよ!

ファットまでは行かないローレンジのリッチさに、ブワッとジューシーな歪感

ハイレンジは34にしては控えめな感触ですが決して抜けないわけではないんです!

一言で言って滑らか・粘りがあるといいますか、リッチ過ぎずタイトすぎず良い感じです!

まあ、お値段もかなりいいようなのですが!!!

 

 

背面側ですね。非常に綺麗です!

この頃の100Wシャーシってアウトプット4つあるんですが、そんなキャビ繋ぐんでしょうかね?

一度4つのキャビ全てに繋いで音出してみたいもんです!

 

 

そして作業完了です!

 

 

ブラックバット、3PINスイッチ!!!

 

 

クールな70年代スタイルに、2インプットって最高に格好良くないですか?!

勿論マスターVol付きといっても、馬力感のある素晴らしいサウンドです!!

 

憧れの一台に触れられた瞬間でした!!