またまた本棚から発掘本
小泉八雲集 (新潮文庫)/小泉 八雲
¥620
Amazon.co.jp
これも買っただけで本棚行きだったらしい。
今まで読んでなかった証拠に、今回読んで初めて八雲が『雨月物語』にも書かれているエピソードを翻案していることを知った(^_^;
「和解」→「浅茅が宿」
「守られた約束」→「菊花の約」
八雲のほうが、欧米の読者を想定しているからか、適当にストーリーの流れに関係ないところは省かれていて、人物の設定もわかりやすく変更されていたりします。
もしかしたら、現代の日本人にも、八雲のほうがとっつき易いかも。
たとえば、『菊花の約』では、左門と赤穴が義兄弟の契りを結ぶいきさつが細かに描かれているのに対して、八雲のほうはサクっとそこのところを削っちゃって、赤穴が出雲に旅立つ所からはじめちゃっている。
それでも、単なるあらすじにならず、また『雨月物語』とは違う読感になっているのはさすが。
『耳なし芳一』も改めて読んでみると昔に読んだのとはまた違った所が印象に残ったりしますねん。
子供の頃は、耳をちぎられるところがイヤに怖かった気がしますが、今回は、初めて亡霊につれられて弾き語りする部分がものすごくリアルに感じられて、胸に迫るものがありました。
ちなみに、オイラは津波の話(濱口梧陵をモデルにしたA Living God)が好きだったのだけれども、
この『小泉八雲集』には載ってなかった(´・ω・`)
小泉八雲集 (新潮文庫)/小泉 八雲
¥620
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これも買っただけで本棚行きだったらしい。
今まで読んでなかった証拠に、今回読んで初めて八雲が『雨月物語』にも書かれているエピソードを翻案していることを知った(^_^;
「和解」→「浅茅が宿」
「守られた約束」→「菊花の約」
八雲のほうが、欧米の読者を想定しているからか、適当にストーリーの流れに関係ないところは省かれていて、人物の設定もわかりやすく変更されていたりします。
もしかしたら、現代の日本人にも、八雲のほうがとっつき易いかも。
たとえば、『菊花の約』では、左門と赤穴が義兄弟の契りを結ぶいきさつが細かに描かれているのに対して、八雲のほうはサクっとそこのところを削っちゃって、赤穴が出雲に旅立つ所からはじめちゃっている。
それでも、単なるあらすじにならず、また『雨月物語』とは違う読感になっているのはさすが。
『耳なし芳一』も改めて読んでみると昔に読んだのとはまた違った所が印象に残ったりしますねん。
子供の頃は、耳をちぎられるところがイヤに怖かった気がしますが、今回は、初めて亡霊につれられて弾き語りする部分がものすごくリアルに感じられて、胸に迫るものがありました。
ちなみに、オイラは津波の話(濱口梧陵をモデルにしたA Living God)が好きだったのだけれども、
この『小泉八雲集』には載ってなかった(´・ω・`)