ダルタニャン氏の覚書(邦題『ダルタニャン色ざんげ』)が改題・出版されると聞いたときには、本当にうれしかったのですが、この表紙を見て


Σ( ̄ロ ̄lll)アンダガヤーーーーッ!!!!



だいたい、「恋愛血風録」って意味わからんし。
「色ざんげ」だとアヤシイ本みたいだし(実際はそんな官能的なお話はないのですが(笑))ダルのイメージが崩れてしまうと思われたのかしら。
だったら回想録でも覚書でもいいやん。

その上、「デュマ"ダルタニャン物語"外伝」ってorz
コレ見たら、デュマが書いたダル物のスピンオフだと思われるのではマイコー。

実際はコチラがダル物の元本であります。
なので作者はCtien de Courtilz de Sandrasという全然別の人。
しかしこの作者名はこれまた表紙にパッと見、見えないくらいうすく小さい字で書いてあって、知らなかったらコレが作者名だと誰も気がつかないでしょう。
りくらむのブログ

と表紙とタイトルの話ばかりしてもしょうがないので、ストーリーをば簡単に。

イケメンで才能もあるのにケチな上司と女好きが祟ってやたら災難に見舞われる男の物語。

以上。

と書いたら簡単すぎですか。
実際にはとても面白い。
デュマがコレをタネ本にして小説を書こうと思い立った気持ちがよく分かります。
「恋愛」とタイトルにありますが、あまりにも思想が違いすぎて現代日本人にはとても感情移入できないと思いますし、むしろ、そういったロマンティックなストーリーは期待しないほうがいいかもデス(笑)


タネ本なので、ダル物は読んでいなくても十分楽しめます。
むしろダル物を読んでいる人はあまりにも三銃士の性格付けがあいまいだったりして物足りないかなあぁなどと思いますが。
でもやっぱり当時の政治情勢とか人物名を軽く抑えていたほうが楽しめるかな?

さて、この本には注意事項が2点ほど

・その1
あまりにも現代の倫理観・恋愛観とはかけ離れているので、この点に関して潔癖症な方はご注意ください。


・その2
アラミスファンの方は、第三部は何があっても動じない覚悟をして読んでください。
もしくは第三部の開始から8ページは読まないでください(^_^;

恋愛血風録―デュマ“ダルタニャン物語”外伝

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