子どもの叱り方1で、叱ると「思考の停止」をするお話をしました。


一時的にお子さんの行動を止めることには叱る事はとても有効です。


お子さんの身に危険があるときは必ず叱って止めます。


でも、マナーなどはなかなか難しいですよね。


「どうして、ママはしかってくれているのかなぁ」

と、いうことを考えてもらう習慣を叱る事とセットにする事が大切です。


・叱る事を宣言してから叱る


①「〇〇はやめようね。🔲🔲だからやめようね。」

話しかける

(ママがしてほしくないことを必ず説明する)


その後、お子さんの様子を見てママの言葉を頑張ってくれたら認める。

(例)ありがとう。これで、心地よく過ごせるね」など


認めるタイミングは一瞬でやってきますので観察してあげることが大切です。


子どもさんが今までのように体が動きそうになりますが

「あっ、ママが教えてくれた事は、🔲🔲やった。やったら、あかん」と、一瞬体がモゾモゾして我慢していたりする時もあります。


ママがここまで頑張ってほしいとおもうところまでくるまで誉めないのではなく、


🔶子どもさんなりに努力している事を認めてください


(これがなかなか難しいのです。でも、子どもさんは頑張っているので、見逃さないでくたさいね。)


それでも、改善が見られない場合

②「うーん。ママ、〇〇はやめようね。って言ったけど、何でだったのかな?」

少しだけキビキビとした声を使って伝える。


ママが注意している理由をしっかりお子さまに言ってもらう。5歳さんだったらだいたいのお子さまは言えます。

(理由を聞くときはリラックスをして聞きます)


3・4歳さんだったら言えたら言ってもらいます。言えない場合は

「🔲🔲だったからだよね」

「ママ、また頑張って我慢できるか見ておくね。

「次、してしまったら叱るね。」


この時も、お子さんの様子をみてあげてくださいね。小さな変化も見逃さずスモールステップで認めてくださいね。


それでもおさまらない時は、

③「ママ叱るね」と言って、行動を止める為に叱る。


その後、理由を話す時や、子さまの思いを聞くときは、穏やかに話してあげてください。


※応用編※

・子どもさんがとった行動には、子どもさんの言い分があるので、子どもさんの言い分も聞く。気持ちを受け止める。


・月齢が低いお子さまは、お子さまの気持ちを代弁し、だけど「駄目な事はどんな風にダメかを伝える。


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お母様にとっては

「そんなんで止まったらわけないよね」と

思われるかもしれません。


でも、怒りで接していると、怒りを見せないとお子さんが止まらないという


『一日中、叱り続ける』


というすごいエネルギーを、毎日毎日消費し続けるのは、なかなか辛いですよね。


毎回この叱り方でなくても、

・上記を気持ちの余力があるときに試してみよう。

・最初は、叱り方に失敗してもOK!!でも、穏やかな言葉伝えて、お互いが心地よく過ごす方法を一日一回は伝えてみることにチャレンジしよう!!


と、試してみようかな?というつもりでお試しください。

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すると、小学生くらいになると「どうしたの?」と、大人が声をかけてあげると、


子どもさんから理由を考えて「やっぱりあかんかったか~」と、自分で少しずつ振り返られるようになります。

(三歩進んで二歩下がるですが...)


すると、友だちづくりや、友だち関係を豊かにする土台が作られていきます。

小学生くらいになると悩みが少しずつ複雑化してきます。


怒りで友だちに自分の思いをぶつけるのではなく、理由を自分なりに考えて、交渉しながらより良い友だち関係を築こうとする土台づくりです。


時には怒り、時には代案を出したり、時には譲ったり譲られたり、雨降って地固まる

を体験したり、自分の意見を通す為にプレゼンテーションのような事をしてみたり等...。


子どもさんが生きる力を感じてくれると嬉しいですよね。


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でも、大人だって、ママだって、先生だって、腹の立つことはあります。


いろいろな感情を大切にしながら、日々過ごしてもいいですよね。


いつも、頑張っているママさん、先生たちに👏。


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次回の叱り方シリーズは、私が尊敬する先生たちの叱り方アイデアをご紹介。


私も、日々参考にさせていただいています。


子どもたちが変わっていくので、目からうろこでした。


お楽しみに。