スタレビ ライブレポ専用ブログと化して久しいriffの部屋。
コロナ禍で趣味の生活もすっかり様変わりしてしまいました。
兄さんたちのライブはツアー中でなかった事もあり野外ライブやファンクラブイベントが延期になったりで何とかやり過ごしてはいますが、このままだとツアー日程にも影響が出ますよね
さて今回は漫画のお話。
私が一番好きな少年漫画『北斗の拳』以来およそ30年ぶりに週刊少年ジャンプ本誌にてリアルタイムで最終話を見守った漫画についてです。
念のため当然ですが未読のかたは完全にネタバレですのでご注意を。
なぜ17巻?
それはカバーが鬼滅史上最高だからですよ!
(とはいえ推しキャラ的に9巻も捨てがたい)
『鬼滅の刃』との出会いは2019年3月。
4月からの春クールアニメをチェックしていて
キャストに櫻井孝宏
ダークファンタジー
という要素により見ることにしました。
当時高二だった娘とも一緒に見ていたのですが何しろ1話から素晴らしいアニメで。
原作の1話はネットで無料公開されているサイトが多く見比べてみましたがほぼ原作に忠実に作られておりキャラデザにも美麗作画にも制作ufotableさんに感心しました。
主題歌LiSAさんの『紅蓮華』もここ数年単位でも一番良い曲!って思いましたし劇伴がまた良いしキャストも本当に豪華でした。
そんなアニメから入ったファンでしたがいよいよこれはやばいぞと思い始めたのはアニメ15話「那田蜘蛛山」に入る前あたりでした。
それまで録画を見ては消していたのですがDVDに落とすことにし、先の展開が気になって原作読みたいよ〜となっていた時。
娘の友人がコミックスを持っているから貸してくれると
あの時は本当に女神はここにいたんだ!って思いましたよね。
(このご友人、アニメは見ていなかったそうです)
当時既刊は16巻。
無限城での上弦戦が始まった頃ですね。
思い返しても柱登場回までに原作が読めて良かった。
直前に放送された柱のキャスト発表の番組で娘ともども相当盛り上がりましたからね。
柱がね……本当に良いんですよ……。
その当時の印象では柱みんな良いもはや全員推しと言ってもいいって思ってましたからね。
だってそれまでは男性の柱は義勇さんしか登場していなくてあんな顔が良くて強くて声が櫻井孝宏って私をどうしたいのさ!(キレぎみ)って感じだったし。
そんな中で誰か推すなら天元様だよな、と思っていたところへキャストが小西克幸くんに決まりどのタイプの声でくるんだろなとワクワクしていたらアレですよ。
そりゃもう推しってなりますよ。
この頃ですね、もう原作の続きが気になってどうにもこうにもならなくなったのは。
もちろん借りていたコミックスも返すと同時に結局自分でも買い揃えましたし。
それでもそれこそ『ONE PIECE』みたいにまだまだ何年も続きますよって言われたら躊躇したんですが鬼滅はもう最終決戦に入っているしそこまで続かないだろうと思ったんですよ。
ならばそれまでジャンプ本誌を毎週買っても良いだろうと。
はい、記念すべき初ジャンプ。WJ2019年41号ですな。
鬼滅は173話。黒死牟戦の佳境で現在の最新20巻に収録されているあたりです(この状況で発送が遅れ我が家にはまだ届いていませんが)
この後、私は色んな意味で地獄を見ることになります(後述)。
そうこうしているうちにアニメも最終話を迎え続編制作決定とか何かしらの告知があるかなーとリアタイしていたら劇場版の特報が流れて歓喜
うわー無限列車編なんて観たら映画館でどんだけ泣くんだろう。
そして毎週月曜日を楽しみに(楽しみに?)待ちながら10月20日「鬼滅の宴」というアニメイベントが行われ、全国の映画館でライブビューイングをしてくれるというので娘と一緒に神戸で参加しました。
このイベント本当に良かったんですよ。
正直、もっとトークコーナーが多ければ楽しかったとは思うのですがキャストさんたちの朗読劇にめちゃくちゃ感動。
花江くんなんて台本持ってはいるんだけど喋る前にちらっと確認するくらいでほとんど見ずに演じてらして。
櫻井くんもあの長台詞を完璧に再現してくれましたしね。
サプライズで日野くんが登壇した時には悲鳴が聞こえましたし。
もう感動でぼろぼろ泣いているうちに劇場版の特報第二弾が上映されて「2020年公開」って出た瞬間にまた悲鳴。
さらに泣く。
感動したまま帰宅して一晩明けたらジャンプの発売日。
先週までむいくんと玄弥どうなったん?って状態のまま継国兄弟の過去回想に入っていたのですが朝イチでTwitterを見たら「鬼滅本誌」「ワニ先生」のワードがトレンドに入っていて。
(それまで毎月曜ごとに必ずトレンド上位ってほどでもなかった)
ああこれは何かあったなと察する私。
ネタバレくらう前に読まねばとジャンプを買いに走る。
そして衝撃の179話ですよ
もう嗚咽でしばらく動けなかったのを良く覚えています。
本当に何も予定のない日で良かった。
たまたま頭痛がするといって高校を早退してきた娘にぼろっぼろに泣いているところを目撃される。
(後で聞くとその姿を見て「ああ……(察し)」って思ったらしい)
何がそこまで泣かせたのか、あれから何度も考察しましたけど、やはり玄弥を喪った実弥がどうなるか事前に想像していたわけではないのだけれど、それでも想像しうるそのさらに上の慟哭と取り乱し方だったのを見ているのが本当に辛かったんですよね。
(今でも思い出しただけで余裕で泣ける)
推し柱を聞かれれば天元様って答えますけど、どうしようもなく不死川実弥というキャラに掴まれて離れられなくなった日でした。
吾峠先生の過去短編集も発売されていて見送っていたのですが、179話を読んでから「この先生の頭の中はどうなっているんだろう」って気になって結局買いましたしね。
(とても良かったです、読んで正解でした)
その他に泣いた回といえば188話。
伊黒さんの過去が明かされる回ですね。
鬼のいない平和な世界で
もう一度人間に生まれ変われたら
今度は必ず君に好きだと伝える
こんな恋愛漫画的な台詞でこんなにも泣くことがまだ私にもあったんだーって思いました。
(こちらも思い出しただけで余裕で泣ける)
つらつらと思い出を語ってきましたが、この後もラスボスである無惨戦へと続き、鬼滅人気が爆上がりしたことによってネタバレ をくらう危険性が増えたりして朝イチで娘がジャンプを買いに走るという生活を続けてきました。
終盤になるにつれ本当にこのまま終わってくれるのか、吾峠先生がどんな終劇を考えているのか、かなりハラハラしていましたが綺麗に着地したと思っています。
正直なことを言えば現代編を描くなら兪史郎だけで良かったかな、とは思う。
かまぼこ隊が好きな人たちには嬉しいエンディングだったのかな。
最終コマを集合写真で閉めたのは素晴らしい演出でしたよね。
そこに入る気はなかったらしい実弥を引き寄せてくれたのであろう天元様やっぱり好き、ってなったし隊服を脱いだ実弥と義勇さんに感慨深い。
あの写真を見るに実弥の余生は天元様とお嫁さんたちから無理やり世話を焼かれていたりしたんだろうか。
死にたがっていたとは思わないけどお袋を背負って地獄を歩くとまで言った彼に「生きて幸せになってほしい」って軽々しく願えないのがもどかしいと思っていたのですが天元様たちとなら穏やかな数年を過ごせたのでは。
そのあたりもだし無惨戦から3ヶ月の間に実弥と義勇さんの間に何があった!?とか色々と妄想の余地を残したのも吾峠先生の畳み方だったんでしょうね。
私(と娘)がリアルタイムでお付き合いしたのは1年ちょいでしたが本当に充実していました。
できることなら最後までアニメで観たい。
「あのシーン」を関智さんと信彦くんが演じるって考えただけでもう泣ける。
吾峠先生お疲れさまでした。
素晴らしい漫画をありがとうございました。