Ciao
京マチ子さんが他界されましたね。
私が一番印象深い作品は「羅生門」です。
約30年前のこと。
私は ロンドンで試験勉強していました。
その時 イタリア人青年と出会いました。
彼は私にとって 生まれて初めてのイタリア人の友達。
そして 私は彼にとって 生まれて初めての日本人の友達。
とっても 人懐っこい彼。
学校が終わると 私たちは 毎日のように一緒に出掛けました。
ある日
クロサワの映画 観たことある?
と聞かれたので
ない
と答えると
日本人なのに
クロサワの映画を観たことないの?
と驚いた様子でした。
たまたま 黒澤明監督の作品が上映されていた
ということもあって 私たちは映画館へ。
その作品が「羅生門」でした。
観客は 私たちと男性ひとりの三人だけ。
がらんとした映画館で 英語の字幕スーパーでの鑑賞です。
いろいろと気になることがあるらしく
特に 字幕の英語と実際の日本語のセリフのニュアンスとかね
上映中 彼は私を質問攻めに。
そして とうとう 前に座っていた男性客に
静かにっ
と注意されちゃいましたよ
この黒澤明監督を敬愛する 当時 アシスタントカメラマンだった彼が
マッテオ・ガローネ監督です。
彼の最新作「ドッグマン」をイタリア映画祭で観たばかりですが
現在 撮影中の「ピノッキオ」の公開日のアナウンスがありました。
今年のクリスマス 12月25日
もちろん イタリア国内での公開日なので
日本で観られるのは 来年以降でしょうね。
「ドッグマン」の主演だったマルチェッロ・フォンテは
「ピノッキオ」では 「オウム」の役で出演するようです。
心待ちにすることがある
ということは幸せなことであります。
Sono felice
No Music, No Life
音楽のある暮らしを楽しみましょ
RieWaits