ニガミ17才の「町の変態」(「ニガミ17才b」所収)を聴いていて,「不登校の味方」でいたいなぁ,と思った。

 学校という場所は,時に「行きたくない魔力」を持ってしまう。
 思考力も想像力も,固まって動かなくなったり。
 妙ちくりんにに緊張して,いい子になってしまったり。
 できないことが,恥ずかしく思えたり。
 なんだかやたら疲れたり。
 ハイテンションになってしまったり。
 カリカリ,やたら主張してしまったり。
 あとで頭を抱えたり。
 ドギマギして怪しくなったり。
 トラウマに鷲掴みされたり。
 とにかく,なんでも,そっくり返って拒否したり。
 「なぜ行きたくないの?」と聞かれても,脳は止まったまま,言葉なんて出てこない。

 スクールカウンセラーは,つい「見立て」なんてして,つい対応方法なんて,考えてしまったりするけど。つい,先生や学校やお父さんやお母さんの役に立とうなんて,考えてしまうけど。
 ほんとうは,「町の変態」として,別に誰かのってわけじゃなく,「不登校の味方」でいたいな,とか,ぼんやりと思う。

 「いいのさ,いつだって,歯車は狂いっぱなしだ」。