#219 恐怖のリスク管理③ | Rie's messages

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初心者の頃から、家族、介護士、ケアマネとしての、介護の体験談をエピソードを交えて書いています。何を見てどう判断しているかなど、ヒントになればと思い書き始めました。

 

 

恐怖のリスク管理③

 

こんにちはニコニコ
 
前回に引き続きのお話です。
 

 

 

 

 

↑では、浮腫や食事管理などについてお話ししました。

 

 

今回でもう終わりにしたいと思います・・・

キリがない悲しい

 

今回は、まず・・・

とろみの濃さの統一がされていなかったこと。

むせやすい方は誤嚥といいまして、唾液を含む異物が食道ではなく気管に流入することがあり、それが原因で肺炎に繋がることがあります。

 

そのため、安全に飲み込めるようにとろみ剤を使います。

簡単に言うと、片栗粉でとろみをつけるような感じですが、

とろみ剤自体にもいろいろありまして、プルンとしたゼリーのようになるものもあります。

乳製品や温度の低いものはつきにくいなどはありますが、

昔に比べると概ね安定したとろみをつけられるようになっていると思います。

 

ただ、そのとろみの濃さは、その方に合わせて一定にする必要があります。

 

ありがちなのは、

このとろみでは薄いなぁ・・・と

次々自己判断でとろみ剤を多く使用するといったパターン。

 

とろみ剤は多くつければよいというものではないので、

パッと見はトロっとして丁度良いと思っていても、却って喉に張り付いて危ないということもあるわけです。

 

なにせ飲み込む力が弱い方に使うわけですから。

 

でですね、その施設ではとろみの濃さの決まりがテキトーでした。

 

ある方は、山盛りスプーン2杯、ある方はふわっとスプーン3杯。しかも、その使用スプーンもバラバラ。

 

私達って何かを口にするときに、まずは何を口にするのか確認しますよね?

 

豆腐だ、やわらかいだろう・・・

おせんべいだ、硬いだろう・・・とイメージして口に含み、

咀嚼する力を自然に加減しているわけです。

 

ただ、お年寄りは目が見えにくかったり、認知症などでみたところで何かを理解できなかったりされるわけで、

その何か?がわからない方に、都度異なる濃さのとろみがついた飲み物を提供するなんてことはリスク以外の何物でもない。

 

決まりのない怖さ、というものを感じました。

 

 

また、感染症対策がなってない。

 

トイレ傍に洗面所がなく、清潔不潔で言えば不潔の状態の手のまま、利用者の歩行介助をしたり。

トイレ後の消毒もされていない。

 

コロナだけでなく、インフルエンザやノロウィルスなど、施設での感染症対策は必要と思いますが、

スタッフは更衣もせず出退勤しますし、

とにかく甘いなぁという印象でした。

 

他にもいろいろありましたが不安

 

今回のことで思ったこと。

まだまだこういう施設は

ごろごろあるんだなぁということです。

 

なので、敢えて言いますが、

一つの施設を利用して、嫌な思いだったり、不安を持たれるようなことがあったとしても、

それがすべて!施設なんてこんなもの!と思わないでください。

 

他も見てみてください。

 

施設は本当にいろいろです。

素晴らしいと思うところもきっと、きっと、あるだろうと思います。

 

ただ長い間やっているから良い施設とは言えませんし、新しいから素晴らしい!とも言えません。

 

環境がベースにあるのはもちろんですが、

何よりもソフトであるスタッフの質です。

 

今回のところは、皆さん本当に感じは良かったです。

ただ、あまりにも物を知らなさすぎるというのと、

管理者の考えが絶対!!という違和感が大きかったゲッソリ

皆さん疑問すら持たず、指示通りにやってましたのでキョロキョロ

 

 

 

さて、私は今後も就活は続けますが、今回のこともあり

ここまで来たのであればという感じで、焦ることは止めました。

納得できるまで、今の時間を大事にしながら、職探しをしていきます。

 

また、気持ちの波があり、ぼやぼやしたことを書いていしまうかもしれませんが、そっと成り行きを見守って頂けると有難いです。

 

照れ照れ照れ