前回のお話からの続き、最終回です。
息子は2年生になりました。心因性頻尿になってから2年経ちました。
クラスはトイレに一番近い教室です。先生、ありがとうございます。
息子は、1年生の最後と何も変わらす登校しています。「行きたくない!」と泣いて騒ぐ日もまだまだあります。給食も学校も好きではありません。でも、逆戻りはしていません。頻尿もなく、毎日送っています。今でも、何かの前には必ずトイレには行っていますが、うまくタイミングを見て判断できているのでしょう。
ここ2~3週間、連絡帳に「給食少な目、牛乳半分」は書いていません。息子は成長しました。
1年半ほどは、心因性頻尿で生活に支障をきたすことがありましたが、残りの半年は心身の成長とともに自然と和らいでいきました。
大切なことは
一番大事なのは、周囲の「いつでもトイレに行っていいよ」だと思います。
そして、家族は絶対味方でいること。息子の不安を軽くするために、できることは何でもフォローしました。人と違うやり方でもいいです。色々なものを活用して、まずは目の前のハードルを少しでも下げることを目指しました。連絡帳に書いてもいいし、行きたくないなら早退を選んでみたり、少しでも不安でなくなる方法を一緒に考えて息子に選択させました。
それから、先生からのフォローを得られるように、先生には必ず感謝の気持ちを伝えました。親が先生を信頼している姿を見せていれば、子供も先生を信頼してくれます。子供が先生を頼ることができます。
息子は、もともと不安を感じやすい気質ではあると思います。これからも、その気質は変わらないかもしれません。
息子は、苦手なこともありますが、得意なこともたくさんあります。遠い将来を考えると、自分が苦手なことは、得意な誰かが活躍してくれると思います。自分の得意な役割は、自信をもって人に役立てていけると思います。そうやって、社会は回っていくと思います。
今はまだ給食は苦手ですが、いずれ変わっていくと思います。でも、変われなくても「それでもいいよ」と言える強さを私も持っていたいです。
ここまで読んでくださった方、長い文章になってしまいました。ありがとうございました。