前回のお話からの続きです。



息子の頻尿については、幼稚園から小学校に申し送りがありました。それに加えて、私から担任の先生に連絡帳で簡潔に伝えました。

細かい対応の相談は、しばらく息子の様子を見てから判断しようと思いました。意外とガラッと息子が変わるかもしれません。


息子は変わりませんでした。


今まで以上にプレッシャーを感じていることは容易に想像できました。

連絡帳には、「今日の給食は(も)少な目、牛乳半分でお願いします」と毎日毎日書きました。先生への感謝の言葉も忘れずに。書くことで息子も納得して多少安心して行くことができました。


入学してすぐに、学校で担任の先生とお話しする機会がありました。連絡帳に書かせてもらっていることへの感謝を先生に伝えると、先生は、


「そんなこと全然いいですよ。心配しないでくださいね。」


と言ってくれました。これからは、幼稚園の時とは違い個別には対応しきれない環境になります。合理的にやることの意味を先生も分かっていました。

小学校では、給食に関しては、個人に任せてあっさりとライトな対応で、幼稚園のように深追いはしません。息子にはありがたいです。


小学校でも、給食に関してはフォローしていましたが、頻尿に関してはなかなか改善には繋がりませんでした。そして、行き渋りも続きました。


頻尿は、多い時で授業中にトイレが2回、休み時間は必ずトイレ、教室移動の時は整列前にトイレ…。まさに、行ける時には必ず、です。

先生としては、「○○君は必ず整列の時間に戻って来るので、活動に支障をきたすことはないです。トラブルが日常茶飯事な中で、○○君のトイレは全く問題には感じていないです。」

とてもさっぱりとした先生で、息子の頻尿を神経質には感じていないようで、本当にありがたかったです。「トイレに行ってもいいですか」「はいどうぞ」の日常を送っていきました。


給食が不安の日々を、「じゃあ、今日は給食前に迎えに行くよ」を上手く使いながら、心の調子が悪い日は早退し、それでも、なるべく欠席をしないように、毎日が過ぎていきました。


頻尿になってから1年半以上が経ちました。悪い方向には行っていないのに、私は焦りを感じ始めました。つづく…