先日からXで話題の外国人の迷惑行為。

円安がもたらしたオーバーツーリズムによる

さまざまな問題がいよいよ表面化されてきました。

 

観光客をうまくあしらえない神社庁。

観光局。そして、各商店や飲食店。

 

移民受け入れを断固拒否するという

新しい体勢をEU議会選の結果ではっきりと見せた、

欧州全体の国の極右化。

その真逆をゆく日本の移民受け入れ政策。

 

日本政府はナイーヴなのか?

それとも、わざとやっていることなのか?

 

インバウンドと浮かれるメディアですが

実際に儲かっている日本企業、個人は少なく、

特にその民族性から外国に来ても観光バスや

ガイドは中国系企業を選ぶ中国からの観光客。

 

先日、八坂神社の鈴を乱暴に取り扱って

注意喚起した日本女性に食ってかかったイギリス人

ガイド(免許持たず、幽霊会社経営か?)とその日本人妻の

日本人女性への脅迫とも見られる攻撃性、反省のなさ。

同じイギリス人である、インバウンドの仕掛け人であり

菅義偉元総理のブレーンであったデーヴッド・アトキンソン氏

までその属性に執拗にこだわってか、

はたまたご自身のインバウンドをネガティヴに捉えられたく

なかった故にか、神社にて女性をからかい脅した無免許の

幼稚なイギリス人ガイドを庇うコメントをすぐさまに出す始末。

 

まるで、子供の喧嘩です。

 

イギリスの高級紙であるタイムズの記者も属性にこだわってか

イギリス人ガイドを逆に被害者に仕立てて、

「日本人の右翼化」だの「過激派の圧」といった方向に

話を曲げに曲げて、まったくあきれるような記事を書いてしまいました。

 

まず、私の感想としては「ああ、でた、でた。属性から離れられない

西洋人たちの間違った連帯感からの不公平性とコーカサイド(白色人種、

特にWASPと言われる人々の「優越感」とそれを「違うよ」と注意された時の

子供っぽい怒り)

海外で何度も何度も見かける彼らの姿です。

「ごめんなさい」が言えない人たち。

プライドが高いのです。

 

しかし、ひとつだけ早まって使ってはいけない言葉があります。

それは、最近流行りの「差別」という言葉。

実はこれは私たち日本人が思っているよりも重い言葉なのです。

確かにそのガイドは注意した女性をからかい、脅し(「次に会ったら...」

などという言葉を使いました。訴えると逆ギレする始末)

侮辱しました。英語ができるか?と完全に自分が優位に立って

蔑視する時の英語が母国語の人たちの発する言葉です。

 

しかし、これを「侮辱」とは言わずに「差別」と言ってしまうと

西洋人たちは急に結託して「差別ではない」とこちら攻撃して来ます。

 

なぜなら、例えばフランスでは「差別者である」とある事件で

警察やその他の機関に認められてしまうとその白人系の人間は

職さえ失いかねない重い罰を法律として与えられてしまうからです。

ですので、賢く立ち回るには「差別」ではなく「侮辱しましたね」

というほうが今回のように「関係ない白人までが束でかかってくる」

というようなことはないはずなのです。

 

賢く闘うには冷静でいなければなりません。

この女性はかなり賢く、その後もツィートを通してきちんとした

議論展開を進めていました。まさに、あっぱれです。

 

ただし、ツイッター(X)などの弱点というのは

せっかくこの女性が賢く立ち回っているのに応援者が余計なことまで

コメントしてしまう危険性があることです。

 

そこで、議論の原点である「私たち日本人が大切にしている神社を

荒らしたり、無邪気にもマナーに反することを

する外国人に対してどうするか」

「この彼女に逆ギレして訴えると脅しているイギリス人ガイドと

その日本人妻に対してどの機関が(もちろん神社庁ですね。

この場合は)仲裁に入って事を鎮めてあげるかが大切なのですが、

それをしなかったためにいち早くタイムズ紙に「日本人の右翼化」

「日本人の過激派が怒る」などと書かれてしまったのです。

 

さて、神社庁なり、この八坂神社さんの宮司さんはまた、

「ダンマリ」ですか?

観光庁もダンマリでしょうか?

私はようすに二日間から三日間にかけて静観しておりました。

 

そう、あの富士山の時のように「黙って黒い看板で富士山を隠した」

のと全く同じで「八坂神社は黙って鈴を夕方だけ隠す」ことをしただけです。

被害届を出してくれればこの女性の正当性が証明され、

彼女がいろいろな人々からの嫌がらせや脅しにも値するような言葉を

投げかけられずに済んだはずです。

弁護士をつけて欲しいとXで叫んでいる彼女に何もしてやれないのが

日本のダンマリ政府やお役人、神職たち、観光局、そして土地の人たち。

 

連帯感がまるでないのです。

薄寒い思いを私は在外の邦人や機関からの冷たい態度で何度もしているので

「ああ、直らないな」とがっかりしました。

 

日本政府は助けてくれない、日本のなんらかの機関は当てにできない。

日本人どうしは外国では競争意識を剥き出しにする。

そんな話を聞かれたことはありませんか?

 

私見ですが、私には何度もそのような経験がありました。

 

先にも述べました通り、ほんのわずかな日本人しか得をしていない

ように見える円安によるインバウンドですが、

やはり安く旅行に来れるとなると東南アジアのビーチにとって代わって

日本に来るような人たちが作法もわきまえないまま

「日本人は英語ができなくて驚いた」などと文句たらたらで

立ち去ることになるのです。

 

前向きに考えて私たちがインバウンドを成功させるためには

どうしたら良いか?

日本の経済に結びつけるためにはもうひと工夫必要なのではないでしょうか。

 

それは、観光ビザを発行することだと私は思います。

スリランカがやったことなのですが、

突然の観光ビザの発行。

しかし、そのビザを持って現地に行くとありがたいことにスマホのSIMカード

を引き換えにくれるようになったのです。

と同時に低層階級の人々が来なくなったようです。

低層階級というのは何もお金を持っていない人という意味ではありません。

欧州の場合は極左思想の人がそれで「お金を使わない、

贅沢をしないのがスタイル」という人たちのことです。

彼らは特殊な教育を受けていますから「アンチなになに」「反なんとか」

にかけては非常にヒステリックになるややこしい人種なのです。

 

西洋人でも自分で働き、ある程度のゆとりがあり、

教養と文化に興味がある人たちははじめから英語を使うようなことは

しません。特に英語が母国語ではないフランス人やイタリア人などは

私の知る限り「日本語の挨拶やものを買う時の言葉」くらいは

勉強してから日本旅行に出かけています。

そのほうが楽しめるからです。

 

しかし、美味しいお寿司や富士山に登ったなどと自慢したいだけの

タイプははじめから最後まで英語ですし、

通じなかったり、素行が悪くて注意されたりすると「優越感を踏み躙られた」

という生理的な怒りを爆発させるのです。

 

さて、今回の話は京都の八坂神社に端を発しましたが、

富士山登山、鎌倉などもゴミだらけでひどいようす。

 

これはやはり、政府レベルでなんとかしないとなりませんね。

 

捕鯨のように「ダンマリ」では私たち国民の顔に泥が塗られます。

とても、外国人の私の夫に親切にしてくださる日本の方々を

去年末の旅行では見てまいりました。

 

歩み寄りかせ大切です。

そして、それ以上に「ちゃんとお金を稼ぐこと」です。

ビジネスなのでしょう?

 

観光ビザは一万円はとっても良いでしょう。

その代わりにマナー冊子にPASMOなどと提携した日本政府

お得意の商品券のようなものをつければいかがでしょうかね?

富士登山は登山料は外国人には高めに払ってもらう。

神社庁は警備をつける。

 

できませんか?

 

国民には増税、増税。

外国人には相変わらず弱い日本政府。

最終的にはそこに苛立ちを感じます。

 

京都のたったひとりで闘っている女性に弁護士くらいは

つけてあげてください。

万が一、彼女が逆ギレイギリス人ガイドの嘘八百の犠牲になったら

大変なことになります。

国際問題にも発展しかねません。

なんせ、デービッド・アトキンソン氏が登場してしまったのですから。

タイムズ紙も私たちを悪く書いています。

この屈辱にまた「ダンマリ」ですか?

 

やれやれ。

事なかれ主義はもう捨てましょうね。