人間は案外「変化」に弱いんだそうです。
『我慢』よりも、『変化』にストレスを感じる人が多いらしいですね。

新型コロナ禍から数ヶ月が過ぎて、
愛犬が亡くなり、父の認知が進んで、
母が倒れる寸前にまで行き… と辛い日々が続きましたが、今、私自身が感じているのは
疲労した自分の心ではありません。
むしろ、『これからが闘いだな』という武者震いみたいなもので、心の疲労からは回復しています。(これはお客様のおかげ。仕事を普段よりも多く入れて忙しくさせていただいたからなんです。しかも、他人様の悩みに集中していましたからだと思います)

また、この後、
『いつ元に戻るんだろう?』とか
『いつラクになるか?』とも考えていません。

ワクチンができたとしても、
世界大恐慌はすでに皆が読めていますよね?

第三次世界大戦のような星の配置と以前、
このブログに書きました。

そういう苦しい変容が今はまだ、
始まったばかりだと思っています。

ただし、世の中のほぼ全員が苦しむということは悪いことだけではないと希望すら持っています。

連帯は必ず生まれるはず。

もしかしたら今よりも幸せや感謝を敏感に感じ取れる心が育つのではないでしょうか。

父や母がよく言う戦中戦後の話の中には
良い話もたびたび出てきます。

『あの頃はみんな辛かったからね。
でも、今の人たちより心が強かったような気がするよ。失ったものはたくさんあったけど、
戦後は悲しむ暇すらなかった。
みんな忙しくしてた。
生きよう!と必死だったから』などという話です。

連帯感。たくましい心。
感謝する気持ち。他人を思いやる優しさ。
それらを育むための試練なら、通ってみてもよい路ではないか?
そうは思いませんか?

『不安』は自我が語りかけるまやかしの言葉であり、現実ではありません。
現実になったら、それはもはや不安ではなく、
立ち向かうべき『試練』となります。
試練を受け入れることは人間には必ずできます。
そう信じていれば必ずできると思うのです。

ボランティアなどで人助けをすると、
自分もやりがいや幸せを感じるホルモンが出てくるということは科学的にも証明されていますね。

変えるべきことには素直に従う。
守らなくてはならないルールを守る。
不自由ですか?
私はさほどの不自由さは感じていません。

『社会』に対してあまりにも無責任な人がそれを不自由と感じるだけだと思います。

一人ひとりが自分の行動ひとつで、
人に死に至る病いを移してしまうという
現実を軽く見てはなりません。

『他人の命に責任を持つべきだ!』というのが、
フランスの大統領の第一声でした。
まさにそう思います。

世界規模で意識が変わらないとなりませんね。
まずは外部からの強制的な変化を突きつけられるのが私たち人間の人生です。
いわば、それは必然であると以前から認知していました。
認知したら、意識が変わります。

今は意識を変えるにはちょうどよい時。
一生に一度あるかないかのチャンスだと私は解釈しています。

受け入れる強さ、待つ強さ、変える決意をする強さ、折れない強さを持つことを自分に課してみようと決意しました。

しかし、それと同時に『助けて!』と人に言える勇気を持つことも、また強さだと認識しています。
自分だけで自分の面倒を見ようとしないでください。
そうでないと社会は変わりません。
人に助けてもらうことを自分に許してあげてください。
『生き抜くため』です。

自分を生かしておかねばなりません。

自分の身体のみならず、精神をも。

曲がる針金のように線は細くも強く、
柔らかく。

穏やかに、優雅に闘える、しなやかさを心に身につけましょう。
蟹座という母を意味する星座にて起こった新月が過ぎて、これからは成熟した思考のもとに。