夫です。

妻が会社の上司から、出張先のスイスのお土産を貰ってきた。その上司が「世界で1番美味しいと思うチョコレート」だそうだ。

LINDT EISCAFÉ PRALINÉSで検索するとドイツ語っぽいページしか見つからなかった。日本には無い物かな?
ウムラウトなんか使って検索したら見つからないのは当たり前か...



蛹のような、王蟲のような形。



ソフトな食感のカフェオレ味。小さく砕いたコーヒー豆の苦さが良い。


世界一は言い過ぎの気がするが、確かに美味しい。

なんで妻にお土産を買って来てくれたのかというと、飲み会の席で「世界で1番美味しいチョコレート」が話題に上り、その話に妻がかなり食らいついていたからだそうだ。妻は酔っぱらっていて、何も覚えていないそうなのだけど。

実は、その飲み会の後、私はその上司に会った。飲み会から抜け出せない妻がへべれけな声で電話をして来たのだが、とても1人で家に帰れなさそうだと思い、迎えに行ったのだ。飲んでいた店の最寄り駅に着くと、改札前の柱の脇にしゃごみこむ妻と、困った顔の上司を見つけた。
「すみません。夫です。」と私が妻の上司に声をかける。
「違います。」と上司。
「...へっ?」
妻の上司は、私の髭顔をみて「こんな奴が旦那の訳がない。」と思ったらしいのだ。免許証を見せたり何だりして、何とか信じてもらい、妻の面倒を見てくれた事のお礼を言ってから、妻に「立てる?」と聞く。
「...ヴリ。」
そうか、無理か。まぁ、無理そうだな。柱の根元に小さなトロミのある池が出来ており、奇麗に2センチ間隔に切られたパスタが浮いている。今日はイタリアンか...。
後で妻が言っていたのだが、パスタが浮いていたのがすごく恥ずかしかったそうだ。「なんで?」と聞くと、「よく噛んでないのがバレバレだから。」
他に恥ずかしいこと一杯あっただろうに...。

そこから妻をタクシーまで引きずって、面倒見のよい運転手に助けられながら(高速での一時停車あり)、何とか家に帰った。

次の日その上司は「飲みすぎてよく覚えていないんだよね。俺、ちゃんと旦那さんに挨拶できたか心配だな。」と言っていたらしい。私にはとても記憶をなくすほど酔っている様には見えなかった。妻は優しい上司に恵まれて幸せだ。