随分長くあいてしまった。

 

その間、私は自分の仕事や

毎日の生活に忙しく

ツインなんていう

甘い夢は見ないように

なってきた

 

なってきた、というよりも

意図的に見ないように

してきたのだと思う

 

もう泣くこともなくなったし

以前に比べて

思い出す頻度も減った

 

そんな状況に慣れたし

それはそれで良いのだが

 

1つだけ困ったことがある

 

それは

 

仕事でも

自分のプライベートでも

 

ツインがいないと

(とはいっても2年以上

会っていないし

話すらしていないのだが)

 

どうもうまく回らないと

感じる時があることだ

 

「ツインがいないと」というのは

現実に側にいるかいないか、

ではなく

 

「ツインという存在を否定して

繋がりを感じることを拒否する」

 

ということだ

 

自分の人生に

彼はいなかったものとして

心から追い出そうと無視したまま

仕事や生活を続けると

 

どこかで行き詰まってしまうのだ

 

元々、同性の友人に対しても

他者依存はしたくない、と強く

思うタイプなので

 

どうにか忘れよう

単に事故にあったと思おうと

 

自分に言い聞かせ

無視したまま

生活を続けると

 

その結果

結局行き詰まる

 

よく考えてみたら

ツインは自分自身なので

 

相手の存在をないがしろにすることは

自分自身を大切にしていないことに

繋がるのかも知れない

 

私は現在シングルなので

誰と付き合おうと自由なはずだ

 

一時期は他の人と会う時間を作ったり

繋がりを求めようと努力していたが

 

時間の経過と共に

ますます全くその気になれない

という状況に陥った

 

なぜなら

 

もしも運命の人が本当に存在するのなら

そしてその人に既に

出会ってしまっているとしたら

 

いくら他の人に会っても

無駄なのではないだろうか

 

だったら無駄なことはしたくない

と思い至ったからだ

 

ただ、もしも本当に彼が

私のツインであるのなら

 

彼だってそう思っていないと

おかしい話になる

 

そんなに大切な相手を放ったまま

 

こんなに長くいられるものなの

だろうか?

 

そこは私には理解ができないし

もう無駄なことはこれ以上考えたくない

 

なので今は思考停止して良い

時間だと思って過ごしている

 

それなのに

 

停止した思考の奥にも

まだまだ存在し続ける推定ツイン

 

一度出会ってしまったら

本当に悲劇だ

 

でもこの長い孤独な葛藤の中

あがいて

もがいて

ありとあらゆることをやりきって

 

ふと静寂が訪れた時

 

「一生このまま再会できず

1人で人生を終えても仕方がない」

と覚悟ができた

 

それが良いとか悪いとかではなく

 

自分の心がそうなってしまったから

そうするしかないのだ

 

運命には逆らえない

 

逆らうと「息詰まる」から・・・