1532日
友希人が産まれて今日まで
元気にスクスク成長することだけを
願って
日々を過ごしていた
それが…
だんだん…
どうしてこんなに泣くのかな❓
他の子はそんなに泣いていないのに。
どうしてこんなに熱を出すのかな❓
仕事休めないのに。
どうしてこんなに何でも食べないのかな❓
いろいろ考えて作ったのに。
どうしてこんなに言うこと聞かないのかな❓
〇〇ちゃんはいいな、聞き分け良くて。
どうして❓
〜なのに
気付けば、そんな思いの連続になっていった
元気であればそれだけで良かったはずなのに…
期待や
不安や
心配や
自分のこだわりが拭いきれなくて
いつの間にか怒ってばっかりの毎日
そんな時も友希人は
「ママ、笑って」
と言って、愛想笑いをする
こんなにちっちゃな子供にも愛想笑いが出来るのに
怒ってしまった大人のワタシは、
それが出来ない
ダメな母親だな…
何度、そう思ったかな…
1532日
毎日、友希人のことを考えてたけど
良い母親でいれた時間は
どれほどだったのかな
もう、友希人のことだけを
あなたのことだけを
見て
考えて
思って
心配して
過ごせる時間はないのかもしれない
そう思って
産休に入ってからは毎朝
保育園に行く前に
シャボン玉をした
仕事に行かないワタシに気付いた友希人は
保育園に行きたくないとダダをこねるから
毎朝そうなってしまったから
気分転換に外に連れ出すための作戦だった
でも、
いつしか、
ワタシの方が
友希人と過ごせるこの時間を
噛みしめるようになっていた
今日は最後の日だから
早朝から
三輪車も乗せてあげた
嬉しそうに
三輪車を漕いで行く友希人を見ていて
涙が溢れた
宝物だったこの時間
2人きりで過ごせる
この時間は
きっと
もう
ない
嬉しいことが待っているのに
切なくて
淋しくて
涙が溢れた
でも、
泣いちゃいけない
友希人は
笑っているから
これから
ママと離れる一週間
ママを妹に取られたと感じる瞬間
たくさんの試練が待ってる
それでも笑っているから。
ワタシも笑おう
友希人、
あなたが母親にしてくれた1532日
いろんなことで悩んだけど
楽しかった
幸せだった
全てが愛おしい、かけがえのない時間だった
ワタシの小さくて、カチコチだったココロを
友希人の肌が、声が、笑顔が、いつの間にかついて行けなくなった体の動きが…
友希人の全てが
やんわり
ふんわり
広いココロにしてくれた
そこにもう1人分のスペースがあるのかなと、
またカチコチのココロが現れて迷いだす
でも
きっと
また
ふんわり
やんわり
広いココロを
2人がかりで作ってくれるんだ
ダメなママだから、助けてあげなきゃ
って思ってくれるんだ
そう
信じよう
ワタシには
1532日がある
必死で友希人を育てた
この時間があるから
大丈夫
最後の夜
友希人が言ってくれた
友希人が大好きな家族風呂で
お決まりのビン牛乳で乾杯した時
「ママと赤ちゃん、待ってるからね」
誰が言った訳でもないのに
そんな風に言ってくれた
ちゃんとわかっていたんだね
早く生まれるかもしれないよって言った時も
カレンダーに入院の日のシールを貼った時も
ママは
友希人は
わかっているのか
心配だった
でも、
ちゃーんと
お兄ちゃんになってるんだね
すごいね
ありがとう
1532日
元気でいてくれて
ありがとう
ママを幸せにしてくれて
ありがとう
















