今の今まで横ばっかり
見て歩いてきて、
一度も前を見なかった
なんてことが
あるだろうか。

ほかのひとが歩く道に行ってみたり、
隣を飛び越えて
また別の道を行ってみたり、

こんなところに綺麗な花が、

ああなんていい風、

何処からか匂いがする、

エトセトラ

ほかのひとのいる道を
横ばっかり
見ながら
歩いてきたみたい。


今、前をみたら、

え!?

道ないんだけど。
何これ。

行き止まり?

崖でもない。

壁でもない。

ただ道がない。

どうするの?

何処に行くの?

どうやって道、歩く道みえるの。

何がしたいの? 

何処に行きたいの?

どうやって行くの。


という気分です。

何かが音をたてて崩れていった。

そこに何かがあったことにすら

気がついていなかった。

そんなことが

あるだろうか。