苔の生えた男が人混みに消えていき、ようやく我に返った。

まだバックパックを背負い突っ立ている自分…

もうすっかり暗くなってしまったし、早いとこ宿を探さなくては。

宿を探そうとするものの、人混みでうまく前に進めない。。

辺りをキョロキョロしながら歩いていると様々な食べ物屋、スパイス屋などが立ち並んでいるのが見えた。

この混み具合、活気のある市場…まるで上野のアメ横状態。

いかんいかん、色とりどりのスパイスに目移りしてる場合じゃなく、宿探しが先決だ!

その時、嫌なものを踏んでしまったような気がして足元を見た。。

つ☆づ☆く