ど~も、
さっき接骨院行ったら突然休診で、がっくりと肩を落としているリエコJです。
さ、旅話しの続き、いってみましょ~か!
この間はインド・デリーのメインバザール安宿に着き、ノックの音に悩まされながら、朝やっと眠りについたところからでしたね!
朝7時頃、やっと眠りについたかと思いきや、9時頃ものすごい暑さで眼が覚める。
絶対40度は軽く超えてる。。いやたぶん、もっとある。
異常なほど汗が出ていてシーツはビッショリだ。
いったい温度は何度あるのかというほど、暑い!
とにかく、水を補給しないとこのままでは脱水を起こしてしまう。
汗を拭き、部屋の外へ出ると、昨日ノックしまくっていた従業員がいた。
「リエコ、ドコイキマスカ?」
「水、ウォ-ター買いに行くよ。」
「アー、ワタシカイニイクカラダイジョブ。アナタ、マツ。ハイ。」
「ノーノー、自分で行くから大丈夫。」
従業員に買いに行ってもらったら一番安いとこで買って、その本当の金額より上乗せ請求されるから自分で買ったほうがいい。
手数料と考えれば、従業員にマージンが入るのは当たり前だが、こっちもこれから先があるし節約せねばならんのだ。
従業員に一番安く水を買える店はどこか聞くと、親切にお店の場所を教えてくれた。
「リエコ、キヲツケテ!」
宿を一歩出るといきなり牛とぶつかった。
インドでは車、リキシャ、オートリキシャ、インド人、と周りをよく見てないとよくぶつかる。
それくらい、いろんなものがひしめきあってウジャウジャしてるのだ。
従業員が教えてくれた水が安く買える店はすぐ近くにあった。
しかし、あえて別の店に最初行ってみる。
「ナマステ、水はいくら?」
20ルピーだ店主は言う。
「ふーん、ありがとう。」
そしてまた別の店に行ってみた。
「ナマステ~!水はいくら?」
そしてこの店も20ルピーだと言う。
どうやら20ルピーが相場みたいだ。
最後に従業員が教えてくれた店へ行くと、、
「15ルピーだ。」
おおっ、あの従業員の言ってること、ホントだったな~。
旅の始めの頃は疑うと言うことをまだ知らなかった。
道を聞いても、聞いた人が本当に知ってると信じ込んでいたが、旅を続けていくうちに、「実は知らないのに道を聞かれて何も答えないのは悪い」、とみんな思うらしく、適当を言う人が圧倒的に多いのが実際のところ。
だから道を聞いても複数の人が同じ事を言わない限り信用しないし、物を買うときもまず現地人から相場や安い店を聞き、それから何軒も店を周って実際の相場と、最安値の店を確認してから買うようにしている。
ま~、地道な作業なので時間と気持ちに余裕があるときしかできないけど。。
宿に戻ると、さっきの従業員が「リエコ、オカエリナサイ!」
と駆け寄ってきて、部屋までついてきた。
「リエコ、ヘヤ、ファンコワレテナイカ?」
ん?部屋のファンが壊れているの知ってるなら別の部屋に案内してくれればよかったのに~!
部屋を変えてもらうよう宿の主人頼みに行くと、「あいにく部屋は満室で嫌ならドミトリーに移るしかない」と言われた。
ん~、ここの「沈没男子うじゃうじゃ」のドミトリーはちょっと無理だな~、宿替えをするのは面倒だし、やっぱりファンを直してもらうしかないな~。
主人にファンを直してもらうように頼むと、すぐに例の従業員がすっ飛んできた。
「ボク、デリーではアナタのファザーね!ナンデモイッテクダサイ!」
手にはやたら美味しそうなスイカを持ってる。
スイカを食べろとジェスチャーするのだが、もうすでに包丁で切れてるスイカ、、いささか、自分のお腹が心配だったので丁重に断った。
それから、部屋のドアを必ず開けてファンを直す作業をするように頼んだ。
部屋を閉めて作業すると言うのは危険。
警戒するに越したことはないし、ここは2階だからすべての宿客がここを通る為、出入りが多く、従業員も変なことはしないだろう。
作業をする前に自分の部屋で従業員はスイカを食べ始めた。
いらないと言ってるのにスイカを強引に食べさせようとしてくる。そのたびに体にスイカの汁がボトボトとたれる。
「コボレタネ。フクネ。」
と従業員は手で私の体にたれたスイカの汁を拭こうとするのだが、、
そうは問屋がおろさない。
フルーツ・ジュース・食事をなんとかこぼして、それを拭くために女性の体に触ろうとする。。
これはアジアでは常套手段なのだ。
すばやく部屋の外へ非難すると、「自分で拭くから早く仕事してね。」
「デモコレタベナイトモッタイナイ!コレタベタラシゴトスル!」
この従業員、日本人がたくさん集まる宿で働いてるせいか、超日本語がペラぺラなのである。
英語やヒンドゥー語でしゃべる必要性がないくらいにうまい。
のんきにスイカを食べる従業員はスイカの種をぷっぷっ!とそこらじゅうに飛ばし始めた。
セクハラできなかった腹いせか?
そして今度は私のほうに向かって種を飛ばしたのだ。
「うわ!太ももに種ついた!」
「ソーリー、スグフク!」
即座に従業員は私の太ももの種を手で払った。
顔はめちゃくちゃニヤケ顔。
、、、めんどくさくなった私は荷物をまとめて、いったん部屋を出ることにした。
「外に行ってるから、ファン直してね!」
この手のタイプはたぶん同じ事を女性客に繰り返してるだろう。
インド人はあの手この手でセクハラをしようとするのだ。
それにしてもスイカの種を飛ばすなんて結構、、新しい!
つ☆づ☆く