こんばんは
今日は有田川町清水にでかけてました
そこで台風被害や、消費税値上げを入れつつ、順次何名かが挨拶される中、
興味深く初耳の話があったので
平家の落人の子孫の話だったのですが、
清水町にいるとは知りませんでした
平家の落人とは、
耳なし芳一にも出てくる
平家と源氏が壇之浦の決戦後
平家は敗れ、生き残りが散り散りに逃げた人達の事です。
全国にありますが、
有名なのは、宮崎県の椎葉村のお話です
ひえつき節にも歌われる逃げた平清盛の末孫の姫と、追っ手となって来た大八朗との悲恋の話です
許されない二人が、庭の山椒の木につけた鈴を合図に、逢い引きをし、最後は離ればなれになるという切ないお話
そんなお話が、清水町にもあり、まだ子孫の方が居るとは初耳でした
こちらもまた、恋仲になってしまったお万という女性と平惟盛。
平惟盛は平清盛の孫。
高野山を越え、清水町の上湯川に隠れ住んだ時にお世話をしたのがお万
追っ手が来て
離れてしまうのを悲しんで身を投げたと言われるお万が淵、平惟盛は那智の沖で入水して亡くなったと言う悲恋
その子孫が上湯川に居り今だ健在らしい
時代の流れではあるけれど、切ないお話です
つい最近も、かの国で次の日に結婚するため、領事館に入ったまま、戻らない恋人を何時間も外で待つ女性の姿がテレビで映されていましたね
どの話も悲しいけれど、恋しい人と二度と逢えない絶体絶命の中での思いの強さと覚悟を感じます
平和な国に生まれた現代の私たちであれば、こうはならないし、なってはいけないんです
強く思う人がいるなら、後悔のないように
二度と会わない事は選べるけれど、二度と逢えない時代ではないのです
復縁を願うとき、
自分から切るという事は選択肢にあっても諦めない強さと
待つという忍耐が必要です。待つは時期を待つと言うことです
平氏ではないですが、
私が心打たれるのは、源義経と静御前の悲恋と勇気です
離ればなれになり、敵である源頼朝と北条政子の前で舞いを強制されたとき
命をかけて詠んだ唄があります
吉野山、峰の白雪、踏み分けて、入りにし人のあとぞ恋しき
しずやしず、しずのおだまき繰り返し、昔を今になすよしもがな
吉野山で女人禁制の大峰山へ雪の中へと去って行った義経を思う気持ちに偽りはありません
静や静、義経が優しく呼んでくれたあの頃に、あの幸せだった時に帰りたい
頼朝は激怒しましたが、同じ女として気持ちが解ると北条政子がかばったそうです
敵の奥方の心さえ動かした勇気は一途な思いのみです
静御前が生きる事を選んだのは、妊娠していたからだろうなと思います。男子だったので殺されてしまうのですがどの話もですが、生きて二度と逢えないと解りながら、恋しい人の背中を見送る辛さは、どんなだったろうと想像できるものではないです
復縁は気持ちもありますが、タイミングが大事です。
そして勇気だと思います
勇気は自分の外側も内側も磨きます。それが強さに変わります
大丈夫です
今日は懇親会もあり、たくさん食べてきました