日常の生活の中で、つい頭の中で想いを巡らせて不快な気持ちになることが以前はよくありました。

やめようと思ってもイヤな想像しか働かない。

この原因は、 思考が止まらないからついネガティブになり不快になるとの意見があります。
が、必ずしもそうなのかとふとおもいました。。

まず  思考とは
考えること。考え。
周りの事態に応じて課題を解決していく過程。
感覚や表象の内容を概念化し 判断し推理すること。
経験や知識を元にあれこれと頭を働かせること。
などとあります。

 理想とする思考は、ある概念について、知識や経験に基づいて自分の頭で推理し判断する。またはそのように判断して課題を解決していくこと と私は思います。
ただ、日本の教育では問題を解決するための答えはたった一つ である というような教えられ方をしてきたので、 自分で考え 自分に合った答えをだすという力が失われてきているように感じます。根拠がわからないことでも言われたことを言われたまま信じ、うのみにする。そういう人が多くなっている気がします。
まず自分がそうでしたし、まだこの癖はなかなか抜けません。答えというのは一つで、誰かに聞けば簡単に教えてもらえるだろうし 言われたことは本当の事だろう、とろくに自分で考えもせずにそう思いこんでいました。


だから
原因は「思考している」からではなく
「思考していない」から  という可能性もあるのでは
と思ったのです。


苦しくなるのは、「こうすべき」「世間ではこうである」「今までこうだったからこの先も同じ」という概念を疑問に思わず信じている、信じ込まされている、ゆえに 「何か変だ」「本当はそれだけじゃないはず!」と感じても どうしてよいかわからずただ感情的に反発してしまうからなのではないでしょうか?


「考えても仕方がないこと」があるのも確かです。自分ではどうしようもない事に心が揺れてしまうことはあります。これについての解決策はまた自分で考えてみます。

でももし、「自分は本当はどうしたいのか?」がわかっていたら、湧いてくる感情や過去の経験はいったん置いて、その概念を疑ってみたり、自分の希望に添わせるにはどういう方法があるか、代替え案はあるのかなどを自由に考えてみるのもよいのではないでしょうか。

思考は邪魔なときもありますが
思考をコントロールする力は人間がもつ素晴らしい能力です。
うまく思考を使って人間らしく活きていきたいです。