明治時代に神社合祀という政府の方針に伴って、神社に属する森林の伐採が進められようとしていたのを、 反対運動をして、守ったのが南方熊楠だった。
植物学者、生物学者としての熊楠は知っていたけど、そのようなこともしてくれていたのかと思い、知った時に思わず感謝した。
感謝つながりで言うと、本多静六の「私の財産告白」を読んだら、 奥多摩や秩父の森林を買い集め、国に寄贈したりして、私財をわずかしか残さなかった、 という、まことに清廉潔白、明治の気骨ある人、だったということを知った。
本多静六は「日本の公園の父」と言われる人で、 仕事とは別に独自の方法で莫大な財産を一代でなしたものの、自分の生活より山を守る事に資材を投じた。
奥多摩や秩父の豊かな山々が守られてきたのは本多静六のおかげだったのかと、感激、感謝した。
本多静六は日比谷公園や明治神宮を設計した人としても知られており、 明治神宮は、90年前には大名屋敷の跡地だった、
なのに、今ではあのような、うっそうとした杜になっているわけだが、 それも本多静六の設計のおかげではないかな?と、思っている。
(調べがついていないので疑問形)
そして、またまた思い出したのが、 以前観たピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポター。
ポターは、稼いだお金で農場を次々と買い取り、死後ナショナルトラストに土地を寄贈して、湖水地方の景観を守るのに一役買っていたというのを知り、感激したこと。
三人とも自らの業績のみならず自然保護に対して大いに貢献していたわけで、ますます尊敬の念が深まった次第。
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