シェイクスピアシアターについて② | 鷹野梨恵子が時々思い出したかのように更新するブログ。

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Photo by Akitoshi Takano

シェイクスピアシアターについて知ってもらいたくて、連続で記事にしています。

前回の記事はこちら。

シェイクスピアシアターの歴史をざっくりと書きました。
次は特色についてですが…
その前に、歴史篇の補足!

シェイクスピアシアターの出現まで、日本でやられていたシェイクスピアは、大劇場でしかやられないのが一般的で、その内容もいかにも古典らしく、宮殿を表す豪華なセットの中で、かつら、マント、ドレスを身に付け、朗々と歌うようにゆっくりと台詞を言っていたそうです。

それに対して出口典雄の演出は、とにかく喋る!早いスピードで喋る!間を作らず喋る!!
衣裳も大袈裟なものは使わず、ほとんどの人物がGパンなどの普段着。
舞台上にはセットと呼ぶべきものは特になく、イスなどの必要最低限のもののみ。

まさに“日本におけるシェイクスピア作品の上演”に革命を起こしたのです。
世間では“Gパンシェイクスピア”とも呼ばれて親しまれていました😁
シアターの出現をきっかけに、日本演劇界は“小劇場でもシェイクスピア作品ができるのか!”と気付いたということです。

(2016年『間違いの喜劇』より)

装置なし、衣裳地味、ということは、お客さんは役者の声と身体に集中せざるを得ないわけです。

そこで、主宰の演出家・出口典雄氏が生み出した鉄則が………

と、ここから先を続けると長くなるので、次回に持ち越すことにします。
どうぞお楽しみに!!!!

シェイクスピアシアター12月公演
『ペリクリーズ』

12月6日(水)~10日(日)
@六本木・俳優座劇場

6日(水)~8日(金)…18時30分開演
9日(土)、10日(日)…14時00分開演

チケット
一般4,500円→鷹野からのご予約で4,000円。
学生3,000円→2枚以上の同時申し込みで1枚2,500円
平日のみジァンジァンシートあり→1枚1,000円!

土日のチケットは残りわずか。
ご予約はお早めに!!

 【キャスト】

ガワー/ダイオナイザ…吉沢希梨

ペリクリーズ…清水圭吾(文学座)

セーザ/マリーナ…鷹野梨恵子(無名塾)

ヘリケーナス/女郎屋の亭主…高山健太
女郎屋のおかみ…高村真弓
サイモニディーズ/アンタイオカス…高松正浩
セリモン/アンタイオカス王女…難波愛
クリーオン/ライシマカス…西尾洪介
サリアード/リーオナイン…梅木懐
ボールト…馬場俊明