『空飛ぶ馬』 北村薫 | リエコの読書日記

『空飛ぶ馬』 北村薫

喫茶店でその女の子はなぜ砂糖を何杯もカップにいれたのか?
日常のさりげない謎を爽快な推理で解き明かす。


このシリーズの新刊が出ていて、面白そうだったので全巻買っちゃいました。

面白くなかったらどうしよう、って、危険な賭けだったけど。

でも、そんな心配は無駄でした。

面白かった。

主人公の女子大生の〈私〉のキャラも面白いし、円紫さんもとても魅力的。
頼ってしまうのも分かる。

因みに円紫さんのイメージは、野村萬斎さんです。

『砂糖合戦』は、何か嫌な感じでした。
その犯人の女の子の態度も嫌だし、やり方も嫌。

『空飛ぶ馬』は、暖かい。
お互いがお互いを思ってる。

もっともっと読みたい。