7/28、「世界と日本の平和 希望はどこにあるのか」と題し、伊藤千尋さんに講師をお願いした講演会はお陰様で会場いっぱいの皆様にお越しいただくことができました。




猛暑のなか足を運んでくださった皆さん、そして拡散や、お気にかけてくださっていた皆さんのおかげです。
心より感謝申し上げます。

私は主催団体「オスプレイいらない習志野・八千代・船橋ネットワーク」の事務局長として司会を務めました。




こういった講演会などを主催すると運営に追われてお話を十分に味わえ無いことが多いですよね。
しかし今回は会のメンバーのバッチリな役割分担のおかげで私も「世界の平和のために希望はどこにあるのか」を考えながら「伊藤千尋ワールド」に浸ることができました。




[世界の平和への希望は何か、私のまとめ]

○日本国憲法9条とその精神である。
・日本はアメリカから原爆を落とされたが、その仕返しをしてやろう、とはならない。9条の精神があるからだ。
・「国を守る」は、裏返せば自国以外に敵をつくる発想。その敵とは他国であり、また「国家」に従順ではない市民である。しかし9条の精神は敵を作らない。

○ コスタリカである。
軍隊を持たないと決めたコスタリカは国家予算の3割だった軍事費をすべて教育予算にした。子どもはすべて愛される権利があることを小学校入学とともに教え、その精神が貫かれた自国の憲法の素晴らしさを知らせ、日常に活かすことを当然だと子ども時代から認識させている。

○ 9条やコスタリカのように軍隊を持たない道を尊重する世界の多くの人である。

○ベルリンの壁を壊したきっかけはたった5人の若者が人々に、「考えて前に進もう」と呼びかけるプラカードをもってスタンディングをしたところから。
・日本でも一人街宣が力を持っていることが知られてきた。

などなど。










 

伊藤さんのお話が各地で大人気なのは、私たちがすぐに誰かに話せるように、対話形式で伝えてくださるからなのですよね。
たとえば憲法9条押し付け論への具体的な反論のように。
 

閉会後の懇親会ではさらに伊藤さんの若き日のことや朝日新聞記者時代のお話もたっぷり聞かせていただきました。

「ジプシー」との共同生活のこと、チャウシェスクの独裁を倒したルーマニア革命の特報を取材された時のことなど、臨場感たっぷりでとっても面白かったです。

車を売ってでも「伊藤さんと共にいくコスタリカツアー」に参加したいと言った方がいると聞き、「その気持ち分かるー」と懇親会で盛り上がりました♪

今回の講演会のメインはもう一つ。
自衛隊の習志野基地が今、どう変容してきているかを皆さんに知ってもらうこと。
他国軍との共同訓練の場と化していることなど、大手メディアでは報じられていないことを丸山慎一県議から[特別報告]という形でお話いただきました。




⚫️困惑、疲弊したこと。
事前のお申し出の無い他団体からの当日のチラシのお持ち込みはお断りさせていただくことを、私たちの会議で決定してありました。

そのことをお伝えしたにもかかわらず、会場内でチラシ配布やイベントチケットの販売をされていた他団体の方がいました。

ご期待に添えなかったことをお詫びしたところ、「そんなかたいこと言わないで、もっと柔軟にやらないと運動は広がらないわよ」との言葉がその方から返ってきました。

運動、つまり市民運動がまず第一に大切にすべきことはなんでしょうか。

メンバー皆んなで相談し、皆んなで一致点を決めて合意しながら運営していくことではないでしょうか。

運営会議で「当日のチラシ持ち込みはお断り」と決めたことを事務局長の私の一存で覆し、「このチラシはオッケー」と判断することは、最も避けるべきことだと私は思います。
そんなことをしてしまえば、「運動が広がる」以前に、会の存続にかかわってしまいます。
そしてそもそも会が存続できなければ、運動の広がりもあり得ませんよね。

どんな場であれ、主催者側の決定に従うというのは最低限のルールだと思いますが、それを受け入れてもらえなかったことには疲弊させられました。

⭐️さぁ、次は11月24日の【オスプレイいらない!市民集会】に向けて動き始めます。
8月末にはチラシが完成しますので、また拡散にお力添えをお願いいたします