親愛なる先生へ

昨日のお手紙の中で、こう書いてましたよね。
「小さい子のことを、やたら悪く言っちゃってる感じですけど(現に自分、子どもなんて大嫌いだったものでしたっけ)、実際のところは、悪い面ばかりなんてことは、ないはずなんですよね。」と。

そこで、小さい子の良い面についてですけど。
すぐ思いつくのは、例えば無邪気なところ、とかですかね。
でもコレ、大人になった今だからこそ、美点としてとらえることができるんでしょうけど、自分だって子どもだった頃には、ただ迷惑なだけだったんじゃないかな。

しかもですね。コレ、考えるだに癪にさわるのですが、どうも親たちは妹たちに対してだけ、この“無邪気さ”を見いだしてかわいがってたんじゃないか、と思えてならないんですよ。

ということは。
妹たちは、至らないところがあったって、「“無邪気”でかわいい」んだから、何らお咎めなし。
でもこちらはというと、(あくまで比べてみたら、だけど)もう大きくなっちゃっててかわいげがないし、それだってのに到底信頼に足るような振る舞いなんてできてやしない。
つまり、良いところなんてなんにもない、って思われてたんじゃないかと……。
こんなふうじゃ、ひねくれないでいるほうがおかしいってもんですよね!? 

ではでは。

あなたの一番弟子(でありたい) elaine