親愛なる先生へ


昨日のお手紙の最後の方、先生にはきっと意味不明だったことでしょうね!? 

だって、本来たのしいはずの放課後の遊びに「厳命された」とか、「夕方5時のチャイムが、待ち遠しくて仕方なかった」ほど、早く帰りたくてたまらなかった、なんて。

まあ、なにしろ四十年くらい前のことで、記憶もさだかでないし、今さら関係者に問いただす気もないんですが、そういうような覚えは、たしかにあるんです。


おそらく、親としては、わたしの体育の成績が悪いのを気にしていたのか? それとも友達が少ないからダメだと考えていたのか? 

だけど、そんなイヤイヤな態度で、果たして体育の成績アップも友達作りも、成功できると思います? 

でも、当時は、自分の気持ちがどうだろうと知ったこっちゃない、やんなきゃいけないことは、やんなきゃいけない、さもないと社会でやっていけない、としか考えられなかったんですよね。周りのみんなも、そういう考えなんだとばっかり思ってた。

だからこそ、誰にも真に心を開けやしなかったのかもしれないなあ……。


それでは、今回はこのへんで。

 

あなたの一番弟子(でありたい) elaine