親愛なる先生へ

 

昨日のお手紙に、「本質的には、何ひとつ捨てるところ、っていうか、おろそかにしていいところなんて、存在しない」って書きましたが、こう考えることによって、かなり救われた気分になるんです。

 

というのは、どうもわたしには、「間違っちゃいけない! 」っていう強迫観念が、凄くあるようだから。

現に、これまでのお手紙でも、12月29日の『自分の気づかないところで、なにかとんでもない間違いでもしでかしてるんじゃないか』とか、9月29日の「自分の存在そのものが、なんか間違いなんじゃないかと思ってきたみたい」とか、書いてきてましたっけ。

 

とにかく、「間違っちゃう」というのが、すごくこわかったんです。

だから、「間違いなんてない」と思えるのなら、とても安堵できて有難いのでありますが……。

問題は、『でも、やっぱり「知らぬは当人ばかりなり」でしたー、っていうふうなんじゃないの? 』って、すぐ不安が頭をもたげてしまうことなんですよねえ。

 

さて、今日のところは、このへんで。

 

あなたの一番弟子(でありたい) elaine