美肌ジャズタイム -14ページ目

美肌ジャズタイム

『ジャズをもっと身近に』をモットーに、歌とフルートで活動している日本の女性ジャズ歌手若生りえのブログ。ジャズの歌詞について語っています。

電球ここでの解釈は、私、若生りえがあくまでも歌手として歌わせて頂く際の、一つの歌詞の世界であり「こんな気持ちで歌わせて頂いております」という一つの意思表示です。この世界の認識を押し付けたりするものでもありません。あくまでもご参考までに。また文章をお使いになる場合はお手数ですが、ひと言ブログへコメント頂ければ幸いですSAYUうふふ

FLAMINGO ~フラミンゴ~ 

1941年

作詞/エドマンド・アンダーソン Edmund Anderson

作曲/テッド・グルーヤ Ted Grouya 
 
【もともとはミュージカル用に作られた】
 
今回お届けする、美しいバラードで有名な『フラミンゴ』。
私もよく歌わせて頂いてきましたが、もともと1941年のミュージカル『Big top』のために書かれたそうです。
 
しかしこのミュージカル自体は小さな興行だったようで、細かい資料は残っていないのですが、おそらく、美しい曲だったので独立した歌として残ったのでしょうね。
※詳しくわかったらまた追記します。
 
【フラミンゴの色を相手への気持ちに重ねて歌われた】
 
この『フラミンゴ』という歌・・・。
 
フラミンゴというのはもちろんあの、鳥のフラミンゴです。
フラミンゴとは、ラテン語で『炎』。
あの美しい色から来ているんですね。
 
私も小学生の頃、夏休みに色々な種類の鳥がたくさんいる今は幻の『滑川アイランド』で何十羽ものフラミンゴ群のショーを見たことがあり、あの鮮やかで美しい薄紅の羽色はいまでも覚えています。
 
特に羽を広げると、内側にはさらに鮮やかな紅色の部分があって、その色調はまさに異国情緒にあふれていました。
 
【ヴァースを発見!遠距離恋愛ではなく失恋の歌だった。】
 
この曲は最初にヴァースが省かれている楽譜を見ていたため、
コーラス部分の歌詞から読むと「隣の島と距離的に離れ離れになっている、恋人たちを描いた歌」だと思っていました。
いわゆる遠距離恋愛のような・・・。
 
しかし、メロディーはそれよりもっと、どこか切なく、悲しげにも聴こえます。
 
そこでもしやヴァースがあるのではないかと思い、調べてみたところ、やはりありました!ありました!
 
ヴァースがあったのです!!
 
これによって、遠距離恋愛ではなく、
失恋した歌だとわかりました。
 
相手への今でも変わらない気持ちを、彼のいる島の方へと飛んで行く、フラミンゴの羽の色に気持ちを重ねている歌なのです。

 
【ヴァースの大切さ】
 
ではどうしてヴァースは省略されてしまうことが多いのでしょう?
 
実は、ジャズの世界では、耳なじみのあるコーラス部分から演奏されることの方が多いのです。
 
「この歌を表現する上で、ヴァースを歌うことがどうしても必要だ!」と、歌手やアレンジャーが思わない限り、時間の省略などもあり、ヴァースは省かれることが多いのです。
 
『コーラス部分』がいわゆる『本編』ならば、
『ヴァースの部分』というのは『本編前の語りの部分』

もっとイメージしやすいのは、ミュージカルを観ていて、途中セリフから、なんとなく音楽が入ってきて、喋りながら「セリフ歌」のように歌い、その後、キャスト全員で場面が華やかになってまさに「コーラス」で歌う、みたいなところ。
 
私の場合はたとえヴァース部分を省略してコーラスから歌う時も、ヴァースから歌詞を読んでいくと、その曲がグッと身近になり、歌うときの世界観がイメージしやすくなります。

そしてこの『フラミンゴ』という歌もその例外ではありませんでした。このほんの4行のヴァースの文章があるかないかで、訳は変わってしまいました。
 
コーラスから読むと、遠距離恋愛。
ヴァースから読むと、失恋した歌。
 
試しに、下の訳詞で読んでみてくださいね!
 
【訳詞に悪戦苦闘!】
 
私はどこか私情というか希望をふくんで解釈してしまう傾向があるらしく、最後の『Farewell=別れの言葉』という意味の中でも、長い間のお別れに使うこともあるのですが、少し古風な言い方の挨拶でもあるらしく今回は「おやすみなさい」と解釈しました。
 
たぶん、彼が戻ってくる可能性はもう低いと分かっていながらの別れの挨拶なのですが、別れを受け入れられない切なさや悲しさも含まれている、と思って読んでいただければ嬉しいです。
 
フラミンゴの美しさが、失恋したものにとってはカウンターパンチ並みの切なさなのかもしれませんね。
 
このように、コーラスからではなく、ヴァースから読んでいただけると『もう終わってしまった愛の切なさ』を感じて頂けるのではないでしょうか。
 
【誰を聴く?】
演奏はたくさんあるのですが、
歌の方は、カーメン・マクレエが有名です。
何を隠そう、この私もジャケ買いをした
思い出のジャズアルバムの一枚。
なぜかというと・・・?
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はい!
ジャケットにセキセイインコちゃんがいて、
『バーズ・オブ・ア・フェザー』という
アルバム名のとおり、
収録曲がすべて鳥にちなんだ歌なのです。
 
その中の一枚にこの歌が入っており、
大好きになって歌うようになりました。
 
あと、今回、私の歌と写真で
動画を作りましたので、
今回はコチラをどうぞご覧下さいませ音譜


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【英語歌詞】

(VERSE)
The white clouds hang from the sky above
And my love has gone away
Oh exotic bird passing over head
Listen to what I say

(CHORUS)
Flamingo like a flame in the sky 
Flying over the islands 
To my lover nearby


Flamingo in you’re tropical hue
Speak of passion undying 
And a love that is true

The wind sing a song to you as you go
A song that I hear below the murmuring palm

Flamingo when the sun meets the sea 
Say farewell to my lover and hasten to me
 

【日本語歌詞】

(ヴァース)

 

空高く、白い雲が流れて行く・・・
そして又、私の愛も、どこかへ流れて行ってしまった
 
あぁ・・鮮やかな美しい鳥が私の上を羽ばたいて行く
鳥よ・・どうかこの私の、心の内を聞いておくれ
 
【コーラス】
 
フラミンゴ・・・空に輝く炎のよう
私の愛するあの人の島へと飛んでゆくのか
 
フラミンゴ・・・その鮮やかな紅の羽衣をまとい
永遠に変わることのないこの思いと真実の愛を
あの人に伝えておくれ・・・
 
風は・・・まるであの人のために歌うようにそよぐ
そしてその同じ風の歌は
海を越えた
このヤシの木の下にいる私にも聴こえてくる
 
フラミンゴ・・・
今日も日が暮れて
海が太陽を迎えるころ
愛するあの人に伝えておくれ
おやすみなさいと
そして早く私の元へ帰ってきて、と・・・

 


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

 

 

♪11月のエンディング曲
『Flamingo ~フラミンゴ~』
若生りえVo&;Fl、細野よしひこgt、二村希一pf、ジャンボ小野bs、田鹿雅裕ds
 

 

 

 

今年ほど
街路樹の威力に
元気付けられたことはありません。

世の中が得体の知れないモノのせいで
生命を脅かされている時でさえ、
沈丁花や桜は変わらずに
今年も美しく咲いてくれて、
その後も次から次へと緑や花々は
心を和ませてくれています。

紫陽花も、今年ほど
「こんなに種類があったのか!」
と驚くほど植えられていたのかと感じました。

その中でも
私はこの白い小さ花の集まりの
紫陽花が好きになりました。

どこにも出かけてはいけない!
と国から命令されている時でさえ、
いつも変わらず和ませてくれた花々。
それを手入れしてくれた方々に、
心からの感謝を伝えたいです(^^)


『クライ・ミー・ア・リバー』をご覧いただき、

コメントもありがとうございました!

『私の好きな曲・一覧表』にも加えました!

 

以前使っていたgooブログは100曲を超えていたので、

こちらで再編集して加えて見やすくする作業もがんばります!

 

只そして今、次の曲『リラックス&ライブ定番曲』を

作成中です!

 

また聴いてくださいねラブラブ爆  笑ラブラブ

 

さて、八ヶ岳で観られる植物。

暖かい日が続いているので、

来月下旬くらいからみられるかな?

鈴のようなお花の

ツリガネニンジンです。

 

ツリガネニンジンの開花



 

ツリガネニンジンの蕾

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閉じてると紫色が濃いですねニコニコ

 

咲きだすと、ほら!

雄しべのベルで

花の鈴の音が聞こえてきそうな

可憐なお花です。

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サハリンにも咲いているらしく、

なるほど、八ヶ岳の寒さにも

耐えられるわけですねラブラブ

image

花の鈴の音。

どんな音だったかな。

また聴きに行きたいな~音譜カエル音譜ケロ


※最初間違えてツリガネニンジンソウと表記していましたが、ツリガネニンジン、でしたびっくり

ハヤトチリエ〜爆笑

今日は週末金曜日ですね!

次のスマホde動画は、

『クライ・ミー・ア・リバー』

をお届けします!

 

今回は、なんと

日本語の訳詞を付けました!

どうぞお聴きくださいねラブラブおとめ座ラブラブ

(字幕は勉強中!)

 

この歌はなんといっても、

ジュリロンこと

ジュリー・ロンドンの歌声を

思い浮かべる方も

多いのではないでしょうか!

 

もうこの曲は以前のブログで

10年以上前に訳させて頂き、

その時ジュリロンの歌を映像で見て、

女性から別れを切り出す場面を

こんな風に歌えるなんてかっこいい~!

と感激したのを覚えています。

 

今回もまた10年以上前の

『幻のCD』音源からのお届けです!

 

イントロの暗転になるところから

お聴き逃しのございませんように(^^)

 

 

 

 

 

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電球ここでの解釈は、私、若生りえがあくまでも歌手として歌わせて頂く際の、一つの歌詞の世界であり「こんな気持ちで歌わせて頂いております」という一つの意思表示です。この世界の認識を押し付けたりするものでもありません。あくまでもご参考までに。また文章をお使いになる場合はお手数ですが、ひと言ブログへコメント頂ければ幸いです。歌詞は一番下に掲載しておりますSAYUうふふ

 

CRY ME A RIVER ~泣いてくださらない?~

1953年
作詞・作曲 アーサー・ハミルトン Arther Hamilton

 

【もともとはエラのために】

1953年。

作曲家のアーサー・ハミルトンは当初

エラ・フィッツジェラルドを念頭において
作ったそうですが、その時は叶わず、

2年後の1955年。

 

今度は学生時代からの友人

ジュリー・ロンドンが

設立されたばかりのリバティ・レコードと

契約をした時にこの曲を取り上げ、
『Julie is her name』というアルバムを

リリースしたのがヒットし、
この曲も有名になりました。

 

編成はシンプルに、

ギターとウッド・ベースだけを

バックにしたジュリーの歌は、

声と表現力の豊かさが最大限に引き出され、

彼女の代表曲となりました。

クライ・ミー・ア・リバーを歌う

ジュリー・ロンドン

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【泣いてくれなきゃ、許さない!?】
しかし男女の仲というのは

今も昔も変わらないものなのでしょうか!


歌詞の物語は、

今までさんざん恋人を裏切ってきた

不誠実な男性と、

泣かされ続けてきた女性の話。

(最近、ニュースでもよく聞きますね・びっくり

 

しかし、今回の裏切りに

とうとう愛想も尽き、

彼に『別れ』を告げます。


すると、今度は彼の方があろうことか、

「いやだ。お前がいないと寂しい」とか、

「俺が悪かった」とか、挙句

「やっぱりお前しかいない。愛してる!」

などと言い出します(笑)


すると女性の方は当然、

「は?今更なに?今まであなたに

どれだけ泣かされてきたか、わかる?

不誠実なあなたのせいで

さんざん泣かされ続けてきたのよ?

それを今更、愛してるですって?

冗談でしょう。
それなら、あなたも流してよ。

その証拠に、泣いて見せてよ。

私があなたのために流した、大河のような涙を。」


というようなところでしょうか。

 

こっわー(笑)

 

ザ・修羅場。

ザ・引導を渡す。

ザ・三行半。

とかってやつですね滝汗

 

大丈夫!聴くと案外

そこまで怖くないですので

ご安心ください爆  笑ラブラブ


一見ヒステリックな女性を

想像させるかもしれませんが、
もう大河のごとく泣いて泣いて、

涙も涸れ果てた後なので、

ついこの間まであれだけ

何度も許し愛してきた

泣いてすがる彼を目の前にしても、

今となっては突き放すように

「は?あなた何を言ってるの?」

と、妙にどこか冷静でいられる・・。

その上での「泣いて見せてよ」なのです。

 

じゃぁ、泣いたら彼女は許してくれるか?

と言えば、そうじゃない。

もうすでに彼女の中では終わっている。

 

こういう場面で感情的になれば、

女は負け。ならば、せめて別れる前に、

不誠実な男のすがり泣く姿でも焼き付けて、

惨めだったあのころの自分の気持ちに

ケリをつけたい。

 

と、思ったのかまでは知りませんが、

きっとほぼそんな感じ(笑)


ちなみに、エラ・フィッツジェラルドは、

のちにこの曲を録音し、
アーサー・ハミルトンの願いも叶いました。

 

【誰を聴く?】

やはり、女性歌手が多いですね。

まず、この歌を有名にした

ジュリー・ロンドンは必須!

歌っているだけなのに

別れのワンシーンを見せられてる感じ。

かっこいいな~!

 

邦題には勝手に「泣いてくださらない?」

とあまり使わないような言葉にしましたが、

ジュリロンの映像付きの歌を聴いていたら

あまりに冷静なので、

逆にこのほうが怖くていいかなと

思いました(笑)

 

もちろん、もともとイメージされた

エラ・フィッツジェラルドも!

 

ほとんどの女性ジャズ歌手に歌われていて、

ダイナ・ワシントン。

ナタリー・コール。

ダイアナ・クラール。

 

そして他ジャンルからは、なんと、

あの、スーザン・ボイル。

その他たくさん。

 

男性歌手も歌っていて、

あの大スター、マイケルブーブレ!

 

なお、同名異曲で男性歌手・俳優の

ジャスティン・ティンバーレイクという人が

男性目線で書かれた歌を歌っておりますが、

まったく今っぽい感じの別物です。

 

日本では、JUJUさんや八代亜紀さんも!

 

そして、日本人女性歌手と言えば、

私も歌って録音したのがありますので、

今日はそちらをお聴き頂ければ幸いです(笑)

今回なんと、日本語訳詞をつけてみました!

どうぞっ!!

 

クライ・ミー・ア・リバー

若生りえ(歌&日本語訳)

 

Now you say you're lonely

You cry the long night through

Well you can cry me a river

Cry me a river 

I cried a river over you

 

Now you say ypi're sorry

For bein' so untrue

Well you can cry me a river

Cry me a river 

I cried a river over you

 

You drove me nearly drove me out of my head

While you never shed a tear

Remember?

I remember all that you said

 

Told me love was too plebeian

Told me you were thru' with me and

 

Now you say you love me

Well, you just prove you do

Come on an' criy me a river

Cry me a river

I cried a river over you

I cried a river over you

 

【日本語解説・若生りえ】
今更言うの?さびしいだなんて
一晩中泣いていたですって?
そう、なら泣けばいい

泣けばいいんだわ

あなたのために 

大河のごとく涙を流した私のように


今更言うの?すまなかっただなんて
不誠実だったですって?
そうね、泣けばいいわ
泣けばいいんだわ
あなたのために 

大河のごとく涙を流した私のように

あなたの不実のせいで

頭がおかしくなりそうだったわ
それなのに 

そんな時でさえあなた
涙ひとつすら流さなかったじゃない

覚えてる?ええ、私は覚えてるわ
あなたの言ったことは全部

言ったわ 愛なんてくだらないって
言ったわ 私とは終わったって
それなのに・・

今更言うの?私を愛してるなんて
それならその証拠をみせてよ・・・
そうよ、泣いてくださらない?私のために
泣いてくださらない?
あなたのために 

大河のごとく私が涙を流したように

愛したあなたのために 

大河のごとく私が涙を流したように・・・