今日は、ジイちゃんの施設に、富さんを連れて行く日
義実家に着いたら、爆睡中の富さん
「ジイちゃんとこ行くよ」と声をかけると喜んで飛び起きた
着替えが終わって靴を履いていたら
「買物行くんやろ?」と聞かれた
「いやいや、ジイちゃんとこ行くんだよ」と言うと
「ホントに!」と乙女のような目で、また喜ぶ
何度も喜べて良いなあ(笑)
ジイちゃんは最近、施設の二階の部屋から一階の玄関近くの部屋に移ったので、富さんには車椅子ではなく、杖で移動してもらうことにした
リハビリ! リハビリ!
施設の中は、手すりがあるし
無事に歩いて到着
寝ているジイちゃんの手を、布団から無理やり出して握って
ジイちゃん、ビックリして起きたよ(笑)
「手を握ってあげなきゃいけない」って
なんでだろうね
危篤じゃあるまいし
ジイちゃんのベットを電動で起き上がらせていたら
「イチゴの飲む」というので、冷蔵庫の中の〈いちごミルク〉にトロミを付けて、ストローで飲ませた
好きだなあ…いちごミルク
「コレが1番美味しか〜」と
飲み終えてから、私は洗濯物の片付けや、クローゼットを使いやすいように整理したりしていた
ジイちゃんが
「兄貴とは上手くやってるか?」と富さんに聞いていた
富さんが
「ちゃんと行っとるばい」と答えた
ん?
「兄貴はどこに行ってる?」と私が聞くと
「会社に」と富さん
まず、ジイちゃんの質問の返事になって無いし、兄貴はもう仕事には行ってない
噛み合わないんだよなあ…この2人
富さんは何も話しかけず、ひたすら手を握って
元々会話のない夫婦だとは思っていたけど、話すことが本当に無いんだなあ…
ジイちゃんは寝てしまったので、私と富さんは 帰ることにした
また来週連れてきましょう
帰り道に、富さんを美容室に連れて行った
最近、何度か連れて行こうとしたけど、眠いのか面倒くさいのか、毎回断られ
昨日、デイサービスで髪を洗ってきたので今日は丁度いい
ボサボサ頭がスッキリして良かった
美容室が終わり、お腹が空いたと言うので、コーヒーとサンドイッチを注文した
私はコーヒーだけのつもりが、いつものように「あんたに半分やる」が始まり、押し付けられた
ダイエット中なのにさ
美味しかったけどさ(笑)
お惣菜やら、お菓子やら買って、車に乗り込んだら
「結局、何も食べんかったね」と言われた
「サンドイッチ食べたよ。美味しいって食べたやん」と言うけど
「食べたかね?忘れた」って
「お母さんは、食べても食べなくても、すぐに忘れちゃうから、食べなくても良いかもね」と、ちょっと意地悪な事を言うと
「そうたい。もったいない」だと
最近素直なんだよな
富さんを送り届け
義実家の裏庭を見に行ってみた
なんか、雑草が「ソテツ」みたいに成長してる