夫ラティーノ、私モラハラ妻 -6ページ目

夫ラティーノ、私モラハラ妻

ラテン夫との国際結婚生活、子育てをモラハラ妻(夫がそう疑ってる)であるドミニ子が綴るの愚痴多めの記録。

ラティーノ夫は注意力が無い。


ここ3年で、パスポート2冊、銀行のキャッシュカード2枚、PC一台、財布1つ、コート1着、鍵1つ落としたり、盗まれたり、失くしたりとしている。


ドミニ子は人生で一度もこれらをそうした事は無いわけで、夫のそれには理解しがたい。



大抵酔っ払ってるとき、飲みの席でのことだ。



だから飲みに行く時は現金だけ握りしめて財布は置いていけ、マフラー、手袋は持参不可、携帯はいつでも繋がる様にしとけと口をすっぱくして言い聞かせる。



だって失くしたらドミニ子がラティーノ夫を連れて交番に届け出たり、面倒くさい銀行の手続きしないといけないから、そういう複雑な手続きは日本語では夫は出来ないのだ。



だから失くしたとなれば、ドミニ子の怒りは収まらない、責め立てる、だって面倒くさい手続きが待ってるから。



同情なんて1ミクロもしない。




ラティーノ夫は手袋、マフラーなんて小さい小物は1シーズンに2回は買ってる。



手袋なんて片方失くしたら、すぐ新しいの買ってまた
片方失くして、気がつけば両手違う色の手袋だったり、両方右手袋だけになってやむなしに右を左手にしてたり、もうメチャメチャな訳。



驚いたのは真冬にコートを店に忘れて、気がつかないで帰って来て、次の日取りに戻ったり。



酔っ払いの極みだ。




そのくせ、駅で酔い潰れてる知らない人を介抱して最寄り駅まで送ったりする。



真冬だし介抱するのはいい事だけど、ってかその前に自分しっかりしろやってちゃちゃいれるドミニ子。





しらふの時だって置き忘れする。



そう、あれはまだ付き合って間もない、世界がバラ色時代、ドミニ子良い子ぶる時代。



ドミニ子が良い子ぶるっていうか、ラティーノ夫のせいで今ではドミニ子はガミガミ言わざるを得なくなっていると思ってやまない、自分正当化なのかこれは。


当時日本でもラティーノ夫の国でもない第三国で働いていた。



天気が良いから散歩に出かけた、初夏の天気の良い日、途中で水を買って2人で分け合った。



基本ラティーノ夫はカバンは持たない。




でも途中で買った物を、バッグ持参のドミニ子に持たせようとする時がある、今では。



超絶ウザい。



でもあのバラ色時代のラティーノ夫は水の入ったドミニ子のバッグを持ってくれた。


いい顔しいだった。




〜ちょっと脱線〜
ボトルの水をドミニ子に持たせる元彼の話。
元彼は家から水を持参する程のど渇き野郎。
会った瞬間、水をドミニ子のバッグに入れてと頼んでくる。
断りきれないしケチくさいと思われたくないからカバンに入れる。
500mlじゃない850mlとかの海外のぶっといボトル。デート終盤はいつも肩こり。
だからこっちも作戦練って、ぶっといボトルが入らない小さいハンドバッグに変えてデート。
ちょっと革の良いやつだけど小さいハンドバッグがこれしか無い。
案の定、会った瞬間ぶっといボトルをバッグに入れてと頼んできた。
「うーん、このバッグじゃ小さくて入らないかも」
「工夫すれば平気だよ」
ギュウギュウに詰める、無理やりチャック閉める、バッグの形がボトルっぽくなる。
ウィンクしてくる、言ったでしょみたいな感じで。
殺気立つ。
のど渇き野郎のくせに全然飲まないんだよ、だからトイレに行ったついでに100ml位捨てる。
のど渇き野郎はいつも肩を組んでくる。
でも気がついた。
肩組んでるフリして腕をドミニ子の肩に置いてる、アームレスト化してるドミニ子の肩。
そして重いボトルが入った変型したハンドバッグを肩にかけて。
肩こりは酷くなる。
完。





その頃はまさかこんなに注意力が無いとは思ってないから、バッグを持ってもらい、頭の中お花畑でラティーノ夫と歩き続けた。




しばらくして、また水を飲もうとラティーノ夫の肩にかかっているはずのドミニ子のバッグを見たら、バッグが無い。



バッグが無いということは、財布、携帯、家の鍵も無くなるという事。



日本とは違って落し物なんて絶対に返ってこない、金品なんて街で盗まれるくらいだから、落とし物なんてなおさら。



ドミニ子「え!?!?バッグ何処に置いてきたの??」



ラティーノ夫「!!!!!!!!」



自分がしでかした失態に気がついた時、普通は謝るのが日本人だけど、ラティーノ夫は、唇をプーとさせて
プーて言って、なんだか神様に文句言ってるのか、天を仰ぐ感じで斜め上を仰ぎ見てリアクションする。



早く思い出せよって思うし謝らないんだね、苛つく。



それでいきなり走り出して来た道を一目散に駆け抜ける。


ドミニ子「え、ちょっとどこ行くの??思い出したの??」


100mのスプリントレースの様な走りで一目散に駆け抜ける事200m程。



写真を撮るためにベンチにちょい起き置きして置き去りにしたドミニ子のバッグめがけて。


見つかった!



戻ってくる時はランニングの様な軽い走法。



流石にここも全力疾走だとカッコ悪いと考えたのか?




だんだん大きくなるラティーノ夫の姿、でも読唇は出来ない距離だから、思いっきりあり得ないんだけどーって言ってた。



でもラティーノ夫目がよくて読唇して、ありがとうーって捉えた馬鹿ポジティブさ、誰がこの状況でありがとうっていうの??



彼女の為に全力疾走した自分がかっこいいとか思った??


あんたがバッグ持つって言ったんだよ?



無事に何も盗られる事はなかったけど。






この事は今でも喧嘩する時、注意力の無さを攻める時にネタとして引き合いに出す鉄板ネタなのだ。