240429 よこはま「万作・萬斎の会」　M

＠横浜にぎわい座

とりま母のリクエストにより、野村萬斎さん。

来たことある？無いなーって思ったが急な坂スタジオは方向違いね。

本日は寄席ではなく狂言とのコラボとな。

狂言用語の解説は撮っていい、、、(￣∀￣)

なかなか手作りよねw

2階から、幕間。

・・番組？？というのか～（謎）

お話が上手な萬斎さん。

横浜能楽堂が改装中だから、こっちの会場で狂言と落語のコラボをしようと。

落語の出囃子でご登場ｗｗ

（親父は絶対やりませんが、ご自分はとてもやってみたかったのでこれでってｗｗ）

すきょうげん（すうどんみたいですよねって萬斎さん掴みＯＫ）というのが、一人で複数演者を交互にやる稽古らしく、高座に座ってあっちみて言い、こっちみて言うという、まるで落語のような。

ちょっとした小噺を始めたときに、言葉が詰まって俯いて、あれなんだったっけなと呟く萬斎さん・・・

うわ～～～初めて見た！（貴重すぎるスリリングなｗ）

数秒沈黙ののちに頭を上げてからは、丁々発止の台詞が続いて出てきた～

ありゃすごいわねえ、、

いい感じで終わりがすとんと落ちた小噺だったが中身忘れたｗｗ

今回の題材が狂言でもやってて、それが後発の落語にも入ってるというので「鏡」を知らない人（時代）のはなしの２作品。

鏡を知らないので、見えた向こうに誰かがいる状態と考えてしまって、あれやこれやの笑い話になるという筋書き。

（テレビの裏側に誰かいないか探すみたいなそんな感じｗｗ）

神社のご神体が鏡なのが不思議ですよねえって萬斎さん。

そういや天號星では鏡は流れ巫女が持ってたよねえ、、

１つめは、鏡に映った人物が自分だとは分からず、こんな女連れてきた！って女房殿が怒る（旦那は土産に手鏡を買ってきた）狂言。

落語の方は、お殿様から褒美に貰った鏡を隠して置いたら、そこに映った狸顔の女を囲ってるじゃないのよって女房殿が怒り、いやこれは自分の親父がいるんだと旦那が説明し、喧嘩になったところを止めに来た僧侶が、いや狸顔の女は改心して髪を落としましたよと。

おあとがよろしいようで、、（笑）。

落語の話の中で、18年前に死んだ親父に会いたいってお殿様にいう孝行息子の旦那。

死んだ親父が45で、息子の方は42でって年齢設定まで。

お殿様が下されたのは箱に入った鏡（たぶんご神体的な大きめのやつ）で、それを覗き込んだ息子が、親父殿がいる！！ようやく会えた！！って泣き顔で言うのね。

不意打ちくらって涙出たけどさ・・・

少し親父殿が若くなっている！！って続きの台詞で、もちろん笑っていたのだが。

親父の顔によく自分が似ているという前提の台詞もあって、それと鏡の存在を知らない（使ってない、持ってない）というところで、あちら側に「いる」と思っている。

聞いてる方は、鏡を使ってるし分ってるから落差がオモシロイ

とここまでは会場での話。

ちょっと待て。

お前の中に生きている、、、あれ、ムファサとシンバじゃん？

と、さっき思ってｗｗ

水面に映った顔を見て、思い出せという、リプライズのシーン

それに。

いつも鏡を見てメイクしたり写真見たりしてたあっちゃんはどう思ってたんだろうなあ、、

自分にソックリの親父様の顔を思い出してたから

（逆か、親父の顔にそっくりなんですよってインタビューで）

おまえのなかにいきている、、、

な～んてことをつらつらと妄想するGW。。

あ、3番目の狂言は、最長老の万作さんが太郎冠者で、最年少の裕基くんがまた身長伸びたのがでっかくて頭１つとびぬけてて、萬斎さんがちょっとコミカルに怒る芝居をしてたり。

博打で出せる金がなくなった若いのが、下働きの太郎冠者を金の代わりに差し出すんだが、胴元のマンサイのところで何も働かないから、元の家に帰されるんだが。

（若いのは事情を胴元から聞いていて、胴元は裏で様子を見てる状況）

胴元の奥さんや子供のことをボロクソに言って若い主人に伝えるものだから、それを太郎冠者の後ろで聞いてた若いのが、スルッと胴元と入れ替わって、

最後は怒った胴元が、太郎冠者を追いかけて、どたばたと走り回る（実際は摺り足でちょこっと動いて、やいやい言いながら立ち去る）

というドタバタ劇みたいな（笑）。

若いのが裕基くんで、スルッと入れ替わるときに、いたずらっ子な笑い顔で、なかなか爽やかな(￣▽￣)ｂ

太郎冠者は意外と動くしセリフも多いしって、万作さん矍鑠としてるんだな、、あのお歳ですげえ、、

萬斎さんはツボを押さえてるような、教える側なのか、まあそりゃ親子三代でねえ、、

おまえのなかにいきている、、、

(￣▽￣)・・・

鏡というもの☆☆☆