ロンドン近郊のリッチモンドへ行ってきました。
リッチモンドはロンドン中心部から約20キロ、地下鉄のディストリクトラインで約1時間弱で行ける憩いのスポットです。
リッチモンドは高級住宅地ということもあり、駅前はセレクトショップやレストランなどお洒落なお店がたくさんありました。
街のメインストリートを外れるとこんな静かな通りもありました。
周りも邸宅も落ち着いた綺麗なお屋敷が多かったです。
駅からリッチモンドパークまでバスも出ていますが、景色がきれいで街を歩くのも楽しかったです。
リッチモンド駅から南へ下っていくと、ちょうどリッチモンドヒルの辺りでこの景色を眺められました。
遠くに見えるのはテムズ河。とてもいい景色でした。
ここは展望台のようになっていて、歩道にベンチが並べられているのです。
ベンチに座って休む人、ランチを食べるカップル、近くのパブで買ってきたビールを飲む人など過ごし方はさまざま。
この景色を毎日眺められる地元の人はなんて恵まれているのでしょう。
こちらはテラスガーデン。子供たちがたくさん芝生で遊んでいました。
次はリッチモンドパークへ。
リッチモンドパークは面積が900万平方メートル以上あるという広大な公園です。
なんとなく奈良公園に似ているような…と思ったら鹿さん発見。
微動だにしない鹿。この神々しさも奈良の鹿に似ているような、似ていないような…
リッチモンドパークは基本的に自然のままの公園なのですが、入口から20分程度歩いたところにあるペンブロークロッジの周りには、イングリッシュガーデンが広がっていて綺麗でした
休憩を兼ねて、公園の近くにあるPetersham Hotelでアフターヌーンティをいただきに来ました。
ここのアフターヌーンティはとても良かったです。
ロンドン中心部のホテルでアフターヌーンティーをすると50ポンドを超えることも多々ありますが、ここのホテルでは30ポンドほどで本格的なアフターヌーンティを味わうことができリーズナブルです。
何よりも、ここのレストランではこの絶景を眺めながらお茶をいただけるのですが、それが一番のごちそうでした。
ここPetersham Hotelのロビーには、ターナーが描いたリッチモンドヒルの絵のレプリカが飾ってあります。本物はロンドンのテート・ブリテンのターナールームに置いています。
ターナーというと海の絵が有名だと思うのですが、私は、テートブリテンでこの絵(本物)を見たとき、衝撃を受けまして、この景色を見たいと強く思ったのです。
写真はホテルからの景色ですが、ターナーが絵を描いた時代から100年以上が経った現在でも、これと同じ景色が見られるということに驚きました。
アフターヌーンティーのメニューに書いてあったのですが、この景色は法律によって守られているそうです。
いつまでも守っていてほしい、とても美しい景色でした
ロンドンに来られた方は、ぜひ、テートブリテンとリッチモンドを両方訪れて、イギリスの牧歌的な景色を楽しんでほしいものです