子どもにも大人にも、“お前は飽きっぽいね” “なにをやっても続かなくてダメだな”みたいなことを言うのは厳禁だよ。

じゃあなんて言えばいいんですかって、

“お前はなんにでも興味を持って偉いなぁ”

こう言えばいい。

同じことをしても、言い方ひとつで全然違うでしょ?

なんにでも興味を持って偉いなぁって言われたら、子どもだって大人だってうれしい。

そう言われたら、かえっておかしなことはしなくなるし、好きなことを見つけたときのやる気だって違ってきちゃうんです。

飽きたというのは、そのことをもうじゅうぶん学んだというお知らせでもあります。

神様は、人間をそうやってうまく飽きさせるように作ってくれているんだよね。

飽きるのは自然なことで、むしろそれに逆らうほうが流れを悪くする。

だからやる気がなくなったり、心が壊れたりするようなことになるんだ。

飽きるって、神様の愛だからね。

飽きたらやめな。

嫌になったらやめなきゃいけない。

我慢はダメだよ。


斎藤一人 鈴木達矢 著

『斎藤一人 龍の背に乗る生き方』より