自分が失敗だと思ったこと。

───ひとりさんは、失敗をこう定義しています。

つまり、自分で失敗だと思わない限り、何が起きようと失敗ではないわけです。

周りがなんと言おうと、あなたが失敗だと思っていなければ、それは失敗じゃない。

なぜ私がそう思うのかというと、どう見ても失敗としか思えないことからも、必ず学べるからです。

その学びを得て「大事なことに気づいたなぁ」と思えば、それだけで成功なの。

うまくいかない考え方や方法を見つけたという、成功なんだよね。

すべての出来事には学びがあり、そこにどんな意味があるかは、本人にしかわかりません。

だから失敗したっていいんです。

そこから学べば成功だから、自分を責める必要はないよ。

でね、どうしても失敗をネガティブに捉えてしまう人は、いったんそこから逃げたっていいの。

だって、苦しくてしょうがないときは逃げるしかないよ。

逃げたって神は絶対にあなたを見放さないし、いつも守ってくれる。

だから、どこからでもやり直せるんです。

安心して逃げたらいい。

逃げようと追いかけようと、好きなようにすればいいの。

駆けても、歩いても、止まってもいい。

あなたの人生なんだから、あなたの好きなようにしなきゃいけないよ。

どんな選択をしても、そこでちゃんと学べばそれは失敗じゃない。

あなたが失敗だと思わない限り、それは成功だと思って気楽に生きてごらん。

本当に成功の人生になるからね。


斎藤一人 著

『神的まぁいいか』より