何をやってもトントン拍子にうまくいく人と、
反対に何をやってもうまくいかない人との最大の違いは、
"感謝"です。

「いいことがあったから感謝する」のは、普通の人。

普通の人は、「イイこと」が起きたときにしか感謝できない。だから、感謝がとっても少なくなってしまうのです。

それよりも、「イヤなこと」にも感謝する。

人に騙されたとき、恨んで泣きごとを言っても、過ぎたことは変わりません。

だとしたら、「騙されたことで、ああいう人も世の中にいるんだってことがわかった。 もう次は騙されないぞ!」と、プラスのほうにハンドルをきってイヤなことにも感謝する。

そうすると、間違いなく次からは二度と騙されない!

そうやって感謝の多い人は、ちゃ〜んと学ぶから、何でも物事をどんどんいいほうに吸収するし、何でもトントン拍子に進み、必ず成功します。

感謝の足りない人は、「騙したアイツが悪い」「学歴がないのは親が悪い」「仕事で認められないのは上司が悪い」なんて、泣きごと、恨みごと、妬みばかり、ず〜っと言っているから、いつまでたっても学ばない。

まるで、地獄言葉の底なし沼にはまった住人のようです(笑)

マイナスのほうにハンドルをきって何でも人のせいにしているから、あっちにつまずき、こっちにつまずき、何をやってもうまくいかないのです。

何か起きたときは、そこでしっかりプラスのほうにハンドルをきって、「騙されるスキがあった私が悪かった」「責任は100%自分にあるんだ」 「騙したアイツにいまでは感謝してる」と言えたとき、人生がうまくいき始めるのです。

いいことにも、イヤなことにも感謝できる人は、人生、ぜ〜んぶうまくいきます。

親にも、兄弟姉妹にも、友だちにも、近所の人にも、同僚や上司にも、神さまにも、 感謝することです。

そして、最も忘れてはいけないのが、自分のために一番ガンバってくれている自分にも感謝することです。

感謝する人には、必ず味方してくれる人が現れます。だから、いいことにも、悪いことにも両方に感謝するのです。 そして、人にも自分にも感謝するんです。


宮本真由美 著
『斎藤一人 お金と強運を引き寄せる最強の口ぐせ』より