一員。
入社式。
同期は15人。
初日のオリエンテーション。私が配属された東京空港支店だけではなく、運航や客室、グランドハンドリング、予約や営業の部署の担当から、業務説明が各々あった。
分かってたけど、改めて飛行機は沢山の人が関わってからこそ飛ぶ事を、心で理解した。
夜はやる気に満ちた同期全員と、夢と希望への第一歩を改めて祝った。
ただ、現実の厳しさを知らずに。
“私も一員になったんだ”
漠然とその時はそう、思っていた。
夢への一歩。
18歳。
高校3年生。
空港でアルバイトを始めた。
それが、空港で働く事になった始まり。
とにかく飛行機に関わりたかった。
職種はなんでも良かった。
その数年後。
私が小さい頃は『グランドホステス』と呼ばれていた仕事に、偶然の縁が重なり就く事になった。
忘れた頃に来た内定通知。
訓練の日々が始まった。
うれしい。
なんだろう。
胸をキユッと捕まれて、幸せな気持ちになる。
この感覚。
パソコンね、
なおったよ。
たいしたことないのに。
すごく嬉しいよ。
叶う望みがほとんどないこの恋に、ちょっとの事で笑顔を貰えるんだよ。
ちょっとの事なのに。
嬉しすぎて、笑顔とまんない。