藤城清治さんの展覧会。
いのちってなんて美しいのだろう。
作品を観ていたらたまらなくなり、いつの間にか泣いていました。
人間が美しいのではない。生きているのは、猫も兎も鳥も魚も木々も、そしてきっと、こびとでさえも。
原爆ドームを描いた作品が、ただ、平和だけを祈っていて、その叫びが胸に突き刺さる。
展覧会は、展示のしかたが、迷路のようなつくりが楽しい。
置かれている椅子は、藤城さんが選ばれたものなのだそう。
座って、あたたかみを感じました。
影絵が踊る。いつか、遠い昔にブラウン管テレビで観た、人形劇のよう。
誰もが童心に還れる。
でも、ずっと還ったままでいられない自分を知る。
手を伸ばしても届かないけれど、だからこそ、人生はうつくしい。いのちはうつくしい。
今月24日までです。
大阪天保山にて。

