去年、知人宅で産まれた子猫の里親になってくださった方から
『もう1匹お迎えしたいので、子猫いませんか?』
と、問い合わせがあり、私は子猫の救済が主な活動なので、周りに子猫産まれていないか聞いてあげることにした。
同僚に聞いてみたら、
『近所の家で産まれたよ』
とのことだったので、早速画像を送ってもらった。
あれ
外で飼ってるのかな
なんで軍手で持ってるんだろう
間に入った同僚に聞いても
『わからない』
という。
とりあえず、行って聞いてみようということになり、里親候補の家族の方と、私と同僚でその家に行ってみた。
自宅の縁側に大きい段ボールが置かれ、その中にママ猫と子猫たちがわちゃわちゃしていた![]()
猫ちゃんのいるその家の初老の奥様や、そのご家族の人当たりの良さや人柄に安心したせいか、いくつかの疑問も知らぬ間に吹き飛んでしまっていた。
一番元気な子を気に入り、とりあえず先住猫との相性も見てもらうため、トライアル期間を設けてもらうことにした。
そして、その方の実家も1匹飼っているが、もう1匹もらっていこうかな、ということになり、一番大人しい子をトライアルすることになった。
聞くと、ケージがないとのことだったので、先住猫といきなりあわせるのではなく、子猫を包んだ状態で、目を合わせさせないように、臭いだけ先に認識させて、徐々に時間をかけてください、と伝えた。
早速、翌日に電話があり、実家の先住猫が子猫を威嚇したり、かかって行って噛んだりするので、どうしたらいいか?とのことだった
すぐに3段のケージを貸すべく、届けてあげた。
その時、先住猫がかかって行く様子を映した動画を見せてもらったが、全然問題ないですよ、とお伝えしたらご家族皆さん、驚いておられた。
どういうんかな
感覚的なものでうまく表現できないが、すぐに仲良くなれると確信したのであった。
案の定、それから3日経ったら電話が来て
『とても仲良くなりました。』
との良い知らせが来た
ご実家はそれでもう一安心だし、その方の家の方は最初から問題なかったとのことで、無事トライアルから譲渡となった。
やれやれ
先住猫の虎太郎と仲良しになったフクちゃん↓
ーそう安心したのも束の間。
1ヶ月もしないある日、その方から電話が
『先日迎えた、実家のフクちゃんがどうも具合が良くないので獣医に連れて行ったら〝マンソン裂頭条虫〟がいる、と言われ、薬も取り寄せになると言われました。
カエルやヘビを猫が食べることによって、寄生されるそうですが、どんな状況で飼われてたんですかね?
多分、子猫のうちは狩もできないでしょうから、母猫からのものなんでしょう。』
え
マンソン...なんだって
耳慣れない寄生虫だな。
そして、こちらと違って都会だからか薬が取り寄せ、って
やはり、都会にはカエルやヘビなどあまりいないでしょうからね...。
そして、こちらと違い、病院代もお高い
『うちの家族が、あちら側にはなんの責任もないのか?と言ってるんです。』
そうか〜
通常の里親募集サイトの募集要項では、
《そのままお渡しするか、健康診断やその他検査をしてからの譲渡を望む場合は、費用をご負担いただきます。(トライアル後に譲渡とならなかった場合は、検査代はお返しします。)》
と明記しているし、安心ではあるが、今回は直の依頼で イレギュラーだったため、完全に油断していた。
確かにこちらの責任も少なからずあるだろう。
『こちらで、今から責任を負うとすればその子を返していただき、その子にかかった診察代をお返しするくらいしかないと思います。』
すると、
『フクちゃんを返す、という選択肢はありません。』
と言われ、その1週間後にまたLINEが...。
『あれから、8万円は病院代に消えています。
どうしたらいいのか、精神が壊れてしまいそうになっています。』
『治療の終わりは見えていますか?』
『見えていません...。』
『避妊・去勢手術代もそちらの病院はこちらよりもかなりお高いと思っておりました。
もし良かったら、私が送り迎え(片道車で高速使って1時間)しますので(その方は免許も持っていないので)転院してみてはいかがでしょう?』
そしたら、LINEが来なくなった
どうなったんだろう
そう思いながら2ヶ月経ったある日、その方からLINEが
『今、お電話よろしいでしょうか?』
ひぇ〰︎
恐ろしい予感が...


《本当に怖い子猫の寄生虫②》に続く。

