前にもここで書いたことがあるのですが、
私の母はガンと闘っています。
以前肺がんを治療し、肺とリンパの悪いところを切除。
抗がん剤療法で落ち着いたのですが、
脳腫瘍というかたちで再発しました。
ステージ4。
『ガンマナイフ』という治療を経て、今また抗がん剤治療中です。
順調にいっていたのですが、心臓近くの血管に血栓が出来かかっていたため、
血をサラサラにする薬を飲み、点滴治療で一日中24時間ずっと安静状態でした。
なかなかその薬の効果が出なくて、5日間も点滴を入れっぱなしでした。
私の母は、どんな時でも笑っている…
それはそれは『超ウルトラスーパーポジティブ人間』なのです。
『ステージ4って聞いたんだけどね、お母さんステージ5まであると思ったからまだもう一段階あるんだなぁって思ったら、4までだってぇ~!!笑っちゃったぁ~!』
って笑えるくらいの人なんです。
そんな母ですが、
その時は電話の向こうの声が沈んでいて…
笑い声も聞こえますが、とても力がありませんでした。
さすがに
5日間、一日24時間ずっと点滴を入れたまま、
あんまり動いてもいけないのでほとんどベッドとトイレ間の移動くらいで
過ごしていたら…気分も滅入りますよね。
とても心配しました。
それでも母の口から出てくる言葉は声に力はありませんが、ポジティブな言葉ばかり。
『なっちゃったものはしょうがないもんね。だけど、やっぱり人生はせっかくだから楽しまないとねぇ。
ビールが飲めないのが辛いわ~。でも抗がん剤にはアルコールもかなり入っているらしいんだよね。
だからちょっとくらい飲んでもいいんじゃないかしらね~(笑)』
とかね。
『春頃にお父さんと鹿児島あたりにでも旅行に行って来ようかね~。』
とか。
その後、なんとか点滴が取れて、飲み薬だけになり、
血液もだいぶ状態が良くなって、抗がん剤治療も復活して、
大事に至らずにちょっと一安心していました。
私は千葉に住んでいて、母は広島にいるので、
じゃあちょっと行くか!っていう距離ではありません。
ただ、一緒に居る父がかなりがんばって母を支えてくれているので本当に感謝しています。
母のガン再発がわかって、母の居ないところから電話をかけてきた時の
電話の向こうの父の声は喉をつまらせて震えていました。
堪えていましたが、泣いていいるのがわかりました。
私は遠くに居て何も出来ないもどかしさがありますが、
すぐそばに居る父は母の前では泣くことも出来ずに…もっと辛かったですよね。
そんな父に支えられて母も頑張れたんだと思います。
先日、めずらしく向こうから電話がかかってきて、
聞くと、
脳腫瘍の検査をしたら
なんと!腫瘍のサイズがだいぶ小さくなっていたそうです!
お医者さんも『旅行にでも行ってきたら…』と言ってくれるほど良い方向に向かっているみたいで、
本人もとても喜んでいました。
『こっちから言ったんじゃないのに先生の方から旅行って言葉が出たからびっくりしっちゃったぁ~!それだけいいってことだよね。』
と明るい母の声。
…良かった…
今回のことですごく感じたのは、やっぱりどんな環境であっても
『あるがままを受け入れる』事。
そして、受け入れたうえで、自分が本当にどうしたいのかを考えてその方向に向かって、軽やかにサクサクと
前を向いてポジティブに進んでいくこと。
が大事なんだな~。。。
って我が母を見て思いました。
そしてまた母を尊敬しました。
そして、父と母の子供で良かったなぁって思いました。
お父さん、お母さん、ありがとう! o(^-^)o