2019年の年末に諦めきれず、39歳の私は不妊専門病院に行きました
当初まだ、息子は正規に保育園に入っていなかったので、一緒に連れて行かなくちゃいけない時もありましたが、そこの病院は診察の間、子供を預かってくれるので、とても助かりました。
受付をしたら、すぐに違う階にある部屋に息子と一緒に行き、そこで待機。順番が来たら、内線で呼ばれ、息子をそこに預けて、診察するフロアに上がる感じで、他の方に迷惑をかけることなく、安心して診察を受けられました
こういうサービスは本当にありがたいですね。
ひと通りの検査をしてもらって、特に異常はなく、年相応にいろいろ老いている…やっぱり今は、年齢が一番の原因かな。
2020年、コロナが出始めたり、裁判のことで忙しかったり、半年くらい病院に行かず、40歳を迎えてしまいました
久しぶりに行った病院で、いきなり人工受精しますか?と言われ、さすがに都合もつかないし、その周期は、とりあえずタイミングだけ。
次の周期は、人工受精、挑戦しました
(※以下、下ネタあり、苦手な方注意)
パパは、もちろん協力的で、でも忙しい朝にひとりで出すのは中々大変なようで、四苦八苦
私が手伝えることはないな…
と思っていたら、
ちょっと、ママ、おっぱいだけ。
しょうがなく、おっぱいだけ提供しました
何…
この状況…
と私は、コントのようなその状況に笑いを堪えるのが大変でした
でもパパは、
さすが…それで、できるのね…
生々しい話ですみません
で、結局、そう簡単には授かりません。
次の周期もそんな感じで、挑戦
私は、その状況がおかしくて仕方なくて、思い出し笑いをしてしまうくらい
本当にくだらない話ですが、
ある日、パパが、夜ご飯を食べた後に、
あ〜、おなぱい
と言っていて、一瞬、沈黙になり、私も何を言ってるか分からなくて、スルーをしていたのですが、なんだかその言葉の響きが、卑猥に聞こえ、
…何?おなぱいって?
いや、お腹いっぱいって、言ったつもりが、おなぱいって、なっちゃった
何なのそれ?そんなことある?そんな言葉ないんだけど、なんかパパが言うと卑猥に聞こえるんだけど
あ〜、この前の朝の状況みたいな?
バカじゃないの?やめてよ、ほんと
言い間違いさえ、バカ過ぎるわ…
常にバカで、パパとは不妊治療も明るくできます
その点、本当に前の旦那と全然違うな…
精子の量も質も…
人工受精をする際に、パパの精子の状態を知ることができました。
やっぱり、すごく元気なのね…
いいことなんだけど、原因はやっぱり私か…ってところと、なんだか…他にも…これは、妊娠させるわね…と複雑な気持ちになりました
私は毎周期、排卵が早いようで、2回目の時は、周期13日目で、既に排卵してると言われました。でも先生が、
排卵したばっかりだろうから、ちょうどいいんじゃないかな?
と、とりあえず、やりました。
が、授かりませんでした
排卵が早いと、卵子が成熟してないとかありますか?
でも、卵胞は、いい大きさに育ってるから、問題ないと思いますよ?排卵誘発剤使いますか?
じゃあ、お願いします。
と、2回目は排卵誘発剤も使っていました。
3回目の時は、いつもと同じように周期9日くらいで病院に行ったのですが、いつもより卵胞が育っておらず…
なんか、体調不良とかありました?
ちょっと風邪気味で、調子が悪かったです
やっぱり体調不良とかで、排卵に影響あるのね…繊細なものですよね。
それでも一応、人工受精予定でいたのですが、ちょうど土日を挟んで、予定の日が13日目になってしまうので、いつもより卵胞が育ってないとは言え、また、タイミングが合わないんじゃないか?と思ってしまったり、体調不良が続いていて、しかも抵抗力が下がっていたのか、カンジダ?というような症状が出ており、今まで感じたことのない異常な痒みに襲われ、こんな状況では万全な状態ではないし、絶対に無理だなと思い、病院に電話をして、人工受精のキャンセルをしました
そんなこんなで、2020年9月には、仕事が決まり、実際働き始めたのは、12月ですが、もう仕事も始めるから、と病院も一度お休みしようと、3回目の人工受精はしないまま、病院へは行かず、仕事を始めることにしました
年齢的なことがあるので、本当は、毎周期チャンスは逃したくなかったのですが、仕事に慣れて落ち着いてきたら、一度は高額治療に挑戦したいなと思っていました。
でも、一度は挑戦したいけど、もう仕事も始めるし、仕事が始まると、職場に迷惑をかけてしまうし、中々調整も難しいかな?と考えることもあり、多少諦めていた気持ちもあって、落ち着いたら体外受精に挑戦して、それが、ダメなら終わりにしようと思いました。
ある日、家に居る娘と息子を眺めながら、
この子たちが居るから、いいな私は贅沢だ。
ととても穏やかな気持ちで、諦められるような気持ちになりました
そんなふうに、気持ちが切り替わっていた矢先のことでした。